7月、息子の期末テストが終わってすぐに「自宅学習日」という名の休暇が始まりました。
その後は学校の宿泊行事、部活動の合宿と怒涛のごとく過ぎて、気がついたら8月になってました。ハハハ… 私は来週には夏休みをとるので、仕事は前倒しのお盆進行真っ最中ですが。
7月以来、息子に対して抱いていた「大丈夫かコイツ…」という気持ちを整理してみたいと思います。
パリピ × 夏休み = 恐怖
ウチの息子は陽キャでパリピです。
私は、陽キャ=性格が陽気でコミュ力の高い人(性格)、パリピ=ワイワイ騒いで遊ぶ人(行動)と解釈しています。陽キャでも穏やかな行動パターンの人もいると思う。でも息子はパリピ。陽キャはともかく、その行動について、とても心配しています。
これが小中学生のパリピだ!
例えば、パリピ小学生時代。
放課後は、公園や道端に男女でたむろし、集団で自転車に乗ってショッピングモールに出かけていく。
中学受験で忙しくなっても、友だちを誘って塾帰りにコンビニ巡り、塾が休みの日には勝手に集まって域外遠征。5年最後に休塾に踏み切ったのは、パリピな行動を自粛させるためでもありました。
その頃の話
【中学受験】今が最後のタイミング?転塾を検討し始めた話③【塾の面談の結果】│まわらないドットコム (mawaranai.com)
当然、中学入学後もウェイウェイです。息子校は寄り道は自由、学食も1年生からOK。大らかな校風の中、生徒がやりたい放… 快活に過ごす学校です。
宿泊行事でも「0時以降は先生の見回りなし」と決まっていたらしく、0時までは息をひそめて皆で筋トレ。そこから集合して明け方までパーティー(カードゲームとか)をしていたそうです。毎晩。
まだまだかわいいものかもしれないけど、ちょっと別のエッセンス(お金、クスリ、女の子etc)が加わったらひどいことになりそう。
行動範囲が広がる夏休み。校外に飛び出して羽目を外したらと思うと、心配で胸がつぶれそうです。
パリピ×スポーツ=安心
ただ、中高生のパリピには、効果が約束された伝統的抑制手法がある。それがスポーツ。
「若者にスポーツをさせて非行に走らせない」なんて昭和な考え方、めちゃくちゃ嫌悪感があるのですが、実際、効果があるんだから仕方ないのかも。理にかなっている。最近つくづく実感します。
スポーツで遊んでるうちは安心
息子の中学は、放課後に卓球台とか運動場を一般生徒に貸し出してくれます。
1学期、部活が決まる前は、息子は毎日クラスの友だちと校内でスポーツして遊んできていました。
健全でお金もかからない。最高!
制服で遊ぶのでシャツもズボンもめちゃくちゃに汚れるけど、そんなことは些細なことだ。
運動得意になっていてよかったなと、小6までサッカーを続けてよかったんだなと思うことができました。(息子がパリピになったのも半分以上サッカーのおかげだと思うけど、それはまた別の話)
パリピ × 運動部 = ・・・?
ところで、息子は小さい頃から生物が好きで、「生物部に入りたい」という気持ちをバネに中学受験を乗り切ったといっても過言ではありません。だから、入学当初から「部活は生物部に入る」と断言していました。
それなのに。
生物部に見学に行ったら「思ってたのと違った」と、あっさり入部をやめて、運動部に入ってしまいました。しかも、サッカーではないやつ。
生物部楽しみだけど運動もしてほしい、でも兼部は忙しそう…と考えていた私は、肩透かしをくらったかたちです。というかアカン、こいつやっぱパリピで脳筋だわ、と思いました正直。
パリピにはスポーツをさせておけ。
でも、スポーツにアッセンブルするピーポー、体育会系には功罪があると思うわけです。ちなみに私は非体育会系の人間なので、多分に偏見も入っています。ごめんね。
体育会系の功罪の功①:エネルギーを健全に発散させてくれる
十代が運動で得られる効能には、疑う余地がないと思います。
身体的成長はもちろん促進できるし、精神衛生上もいいとされてる。チームワークを学べるし、規則正しい生活を送れる。
何よりも、あふれ出る衝動を健全に発散させてくれる。
体育会系の功罪の功②:厳しい先生の存在
功罪の罪になる場合もあると思うのですが、ここでは対パリピがメインなので、功で。
息子の部活の顧問の先生は、ベテランで保護者への説明もきっちりしてて、理性的な先生です。
でも生徒にとっては、かなり厳しくて怖い存在みたいで。礼儀や競技への態度にも、厳格に指導してくださっているようです。
頼もしい!最高!
体育会系の功罪の罪①:いらん方向への導き
小学校時代のサッカー部では、「合宿に行くと、先輩から性的な話を詰め込まれて帰ってくる」という噂がありました。だから、合宿に行く前に防衛策として正しい性知識を身につけさせたほうがいい、と。
合宿に限らず、私も実際、遠征で車出ししたときに、後部座席でY談してるのを聞いたりしました。
先輩って、色々と後輩に教えたい生き物なんですよね。性的な話に限らず、あらゆるいらんことを吹き込んでくれがち。小学生ならY談で済むけど、中高、さらに大学生になると…orz
で。
息子は小学校では合宿に行くことはなかったのですが、前述のとおり、中学の部活の合宿にはもう行ってきました。
でも… なんか話を聞く限りでは、とても穏やかでいい感じ。スポーツや面子によるのかもしれません。頼む!健全たれ!
体育会系の功罪の罪②:学習機会の喪失っ!
これに尽きる。
昔、大学関連の仕事で「OBによる就職面接の特訓」を取材したとき、OBの方が体育会系の学生を叱責する場面に出くわしました。曰く、
「ビシッとしていない体育会系はマイナスでしかない。なぜなら『体育会系の学生は勉強していない』とマイナスの先入観を持たれるからだ。それを上回るプラスの要素がなければ、ただのマイナスだ!」
ということでした。フニャフニャした態度で安易に体育会アピールすると、ただのバカだと思われるぞ、と(そこまでは言ってない)。
さらに中高生の場合は、進学に差し障るわけなので。
文武両道っていうけど。体力で挽回できる範囲って限られてるからね。
そんな、功罪併せ持つ体育会系に踏み出した息子ですが。
罪の部分は息子校の進学校としての良識に期待しつつ、親として息子に教育・指導していくしかないでしょう。
少なくとも息子中1の夏休みは、大部分は部活動。部活のない日は宿題。たまに友だちと映画や遊園地。とかなり健全に過ごせています。
宿題以外の学習はできてなくて、確実に学習機会を喪失しつつあるけど…
まあ、今は部活をがんばれ。