中1息子、「趣味:お菓子づくり」でゲーム・スマホ時間を削る作戦

ここのところ仕事が増えている上に、夫の腰痛でワンオペになり、一段とまわらなくなっている私。

息子のスマホ利用時間のチェックを怠っておりました。

先週の土曜日、「それにしても最近、スマホ見てる時間多くないか?」と思い、久々にチェックしたら、制限が外れてましたorz 10時間近くスマホやってる日もあり…

悪質!親のPCから管理パスワードを窃取

息子を問いただすと「息子のスマホ管理用パスワードを、ママのPCから盗み見した」ということが分かりました。

これは、悪質

スマホを長時間使ったことではなく、パスワードを盗んだことを重くみました。目の前で入力しているパスワードを読み取るのとは、わけが違う(今まで何度かやられている)。

犯罪者予備軍だわ!

今回、息子がやったことは犯罪行為だということを指摘し、悪いことをするなら私立中学校はやめて大学も諦めて、高校卒業したら家を出ていってもらうといったことまで、話が発展しました。

それを聞いていた末っ子が、「末っ子ちゃんが中2になったらお兄ちゃんもう家からいなくなるの…」といって泣いてしまったりして(末っ子には可哀そうなことをしたけど、年齢を几帳面に数えて悲しむあたりにサイコみがあるんだよな、と思ったりして)。

今後の方針に、娘の助言

で、今後をどうするか。

「スマホを制限かけても破られるから、もう制限かけたくない」「スマホを制限するのは、応援してるから。もう応援する気も失せる」「勉強しないで成績が低下したら、学校をやめるのはいかが?

と、私も夫も、今回は突き放し気味でした。

似たようなことがあり過ぎて、もう疲れたのよ…

(ちなみに「学校やめたら」発言は今回初で、タブーを冒してしまった感があったのですが、こないだ保護者懇親会で聞いたらけっこう皆言っててほっとしました)

息子は「学校やめたくない、ごめんなさい」と言ったまま、硬直。

お菓子をつくったら解決じゃね?

そんなカオスに娘が降臨。

「息子、お菓子づくりを趣味にしたらいんじゃない?」

と、ぶちこんできました。

「パスワードを盗んだ罰は親が決めればいいけど。今後の話として、お菓子づくりを趣味にすればスマホをやる時間が減って、家族(私)がおいしく食べれて、Win-Winじゃね?」

すると息子も「分かった」と。

うん、分かればよろしい。って何が分かったん?

と、親が心の中でノリつっこみをしているうちに、なんとなく皆の緊張感も解けて、その日の白熱お説教部屋はお開きになりました。

息子のお菓子づくりレポ

次の日は、全国統一小学生テスト

これです

【中学受験】小2の末っ子が全国統一小学生テストを受けた話【意外と乗り気】│まわらないドットコム

朝から、私は末っ子を連れて早稲アカへ、夫は資格取得のための講座へ、慌ただしく出かけました。

そして昼過ぎに帰ってきてみると…

型抜きクッキー

ホカホカのクッキーが焼き上がっていて、息子はキッチンで2周目を焼いているオーブンを監視していました。シンクは空で、朝、残っていた食器と一緒に、使った道具類も洗ってある状態

娘はこのとき定期テスト前だったのですが、リビングで勉強しながら「私の助言でやらせました」とドヤ顔していました。

クッキー、おいしかった…

レンジ&蒸し器プリン

翌日11月4日は、文化の日の振替休日。

この日は末っ子絵本「ルルとララ」シリーズの、ふわふわムースをつくると約束していたので、午後からつくることに。

すると隣で息子が「僕はプリンでもつくろうかな~」。砂糖と水を入れてレンジでチンしてカラメルをつくり、プリン液を入れて鍋で蒸して、きれいなプリンをつくってしまいました。

おいしかった。

シフォンケーキ…!

翌週の土曜日。この日は、私、夫がそれぞれ用事があって、午後は子供たちで留守番していました。

夕飯ギリギリに帰ると、そこには、シフォンケーキが…!

焦げたところを削ぎ取って、ちょっとボリュームダウンしてたけど。

メレンゲも立てたんかい… と驚愕していると、が「私が指導しました」とドヤ顔しつつ「息子って行動力あるよね」と、請け合ってくれました。

土曜日は、学校でご飯食べて遊んで帰ってくる息子。夕方帰ってきた息子に「ケーキでもつくってよ」と娘が声をかけたら、「いいけど」と言って、シフォンケーキの本をみながらつくってくれたらしい。

たしかにシフォンケーキは、小麦粉も少しだしバターもいらないし、卵数個でつくれちゃうんだが。私が一時期はまってて、シフォンケーキの本も型も家に揃ってるんだが。

最近はとんとつくらなくなってた。

フワフワで超おいしかったわ。

使った道具も全部洗ってありました。

ガトーショコラ

翌日の日曜日は、例によって「ルルとララ」シリーズのお菓子をつくる日。

この日はガトーショコラをつくることになっていました。

材料は買ってきてあったので、息子に本を見せて「一緒につくってあげて」と言ったら、「いいけど」と、材料を混ぜてレンジでチンしてつくってくれました。

末っ子は、できたガトーショコラを型で抜いて、チョコペンでデコりました。テスト前の娘も便乗してやってました。

その脇で私は仕事をしておりました。最高か。

ついでに弁当

勢い余って、卵焼き焼いてお弁当もつくりました。

もともと料理がけっこう好きなんですよね。

逆に心配なところ

というわけで私は、息子がつくったお菓子をおいしく食べて、弁当までつくってもらっていますが。

これは、けっして自慢ではありません

行動力の怖さ

今回のことで痛感するのは、息子の行動力。というか、行動までのタメのなさ「思い立ってから実行する前に、ひと呼吸の間もないこと」です。「つくってもいいけど」くらいのモチベーションで、即実行

これ、いいことのように見えますが、単に「何も考えてない」の産物かもしれない。準備とか後片付けとか面倒くさいな…とかも考えないわけで。

そして怖いのが、思いついたことが悪いことでも即実行しかねないこと。

「やったらいけない」とか「ばれたら怒られるぞ」といったブレーキがかからず、そのときの「やろう」という思いだけで動く。実際、過去に何度も、これで色々やられてますから。

過去

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行動力を正しく消費する必要性

まあ、お菓子づくりはいいことだし、後片づけもやってくれるし、たくさん褒めたいと思います。

そして、こんな感じで、いい行動力の使い方を覚えてくれることを祈りたいと思います。

いいことは素早くやる。悪いことは、しっかり考えて止まる。

そんな大人になっていってくれたらいいなあ。あ、いいことでも周りがいるときは、ちゃんと合わせて行動してほしいな。

部活も行動力消費装置くらいに思ってる私

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ところで勉強は

いやでも、お菓子づくりもいいけどさ。

ゲーム・スマホ時間→勉強時間とはならんのかい!

と、一応つっこんでおきます。

当の息子は「次は上新粉買ってきて、みたらし団子つくりたいなー」などと、つぶやいております。

好きなものを好きにつくればよし。

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