ハロウィンが終わり、11月になりました。
子どもに絡むイベントの季節になると、この言葉を強く思い出します。
「スネ夫のママが理想の母親です」
福岡伸一博士のお言葉だったと思います。まだ上の子が小さかったころ、何かで読みました。
以来10年余り、スネ夫のママを目指して子育てしてきたといっても過言ではありません。
はじめにごちゃごちゃ言っておきますが、私はドラえもんみたいなギャグ系漫画で「誰々の性格はこう」と決めてアレコレ語る系のやつ、好きではありません。特にドラえもんは引き合いに出されることが多い気がするのですが、 登場人物たち、ストーリーの都合で動かされてるところがあるんだから。そう決めつけてやるなよ…と思います。
でも、スネ夫のママの話は、刺さりました。
「スネちゃまが世界一ざます」だけじゃない
スネ夫のママが理想の母親たるゆえんは、なんといっても「スネちゃまが世界一ざます」と、スネ夫のことを完全に肯定していること。
この態度こそ、理想だと言っていました。多分、福岡博士は。
それで子どもの自己肯定感が育つ、と。
でもそれ、子育てハッピーアドバイスにも書いてあったし。
これだけだったら、「そんなこと今時の全母親が知っとるわ!」で終わったと思います。
「ケーキでも食べるざます」といって友達をプロデュースする姿勢
私の中にインプットされている「スネ夫のママが理想の母親である理由」がこれなんです。
のび太がスネ夫の家に来たとき、スネ夫のママは自慢したりのび太をバカにしたりしつつも「ま、これでも食べるざます」と言ってケーキを出してくれます。
スネ夫の友達を家でもてなして、プロデュースしてるってことです。
福岡博士は「10歳位までは、親が子どもの友達をある程度プロデュースすることは必要」と言ってました。多分。
それを、スネ夫のママはしっかりやれている、だから理想の母親だ、と。言ってました。多分。
記憶違いだったら、本当に孟子は毛が…いや、申し訳がないのですが。
とにかく、これが心に刺さったんですよね。
「ケーキでも食べるざます」と子どもの友達に言える母親でありたい、と。心の底から思いながら子育てしてきました。
私もなけなしのプロデュース力(りょく)をふりしぼってきた
とはいえ、スネ夫んちみたいに金持ちでもないし、それどころか貧乏暇なしで働いてるし、あとコミュ力(りょく)も高くないし。
それでも、娘が小さかった頃は、近所の子たちによく家に遊びに来てもらってました。息子も2歳差なんで、息子と同い年の子も一緒に遊びに来てもらってました。
娘が幼稚園に入り、息子も保育園に入ってからは、家に呼ぶことはあまりなくなったけど、仕事がない日は公園遊びに参加してました。まあ、それも幼稚園のほうのなんですが。(それ考えると、保育園でプライベートな友達付き合いって、どうやっていったらいいのかよく分からない…)
小学生になってからも、家に娘の友達よんでハロウィンやったり、バレンタインにお菓子作ったり。息子の友達よんで近所の公園でバーベキューや焚火したり。
その甲斐あって、娘も息子もそのころからの幼馴染がいて、今も仲良くしてます。
あと、息子が小学生になるときに、サッカーと卓球、どちらをやらせるか迷ったことがありました。息子、卓球がすごく上手かったんです。夫がけっこう真剣に、隣町の卓球教室に通わせたがってました。一方、すでにスポ少のサッカーチームの幼児コース(無料)に通ってて、まあ普通かそれ以下って感じでした。
でも私はやっぱり、地域のチームに入って同じ小学校に仲間がいっぱいできるほうがいい、と思ってサッカーを押しました。で、今、小学校にチームの仲間がいっぱいいます。思惑どおりです。
親(私)は車出しだ、当番だとけっこう大変だけど、本当によかったと思ってます。
それで。
末っ子…
末っ子のことは今がんばってる
0歳から保育園に通ってきた末っ子ですが、0歳から2歳まで通った保育園で、私、ママ友ひとりもできなかったんですよ。当時、くそ忙しかったのもあるし、もう3回目だったからか? なんかそういうモードになれず。3人子どもがいる年上ママなんて、周りから声かけにくいだろうし…
それで途中、転園して今の近所の保育園に通ってるんですが。
「前の園の友達に会いたい…」「今日も誰とも遊ばなかった…」とか言うんです、末っ子。
で、保育園以外で友達がいるかというと、いないんだな。ひとりも。
公民館の親子広場的なところとか、末っ子連れて一度も行かなかったし、行く必要も感じなかった。そういえば娘のときは、休日に友達とお出かけすることもたまにあった。末っ子は本当に誘える子が誰もいない。
しかも、この事実に気づいたの最近です。
上の2人はあっけらかんとしたお気楽な性格なのに、末っ子はウェットでなんか面倒くさ…複雑な性格だなー、と思ってたんですが、最近になって今の保育園になじんできて、お気楽な感じになってきました。やっぱり、人間関係の経験値的な何かが、性格の形成に影響するのかな? と、思えてきたんです。
面倒くさい末っ子プリンセスを心配する記事
【中学受験】兄姉の受験、下の子のケア問題② 5歳妹は習い事で解決? 小1の壁も回避へ(祈)│まわらないドットコム (mawaranai.com)
まだ間に合うかなー。今度は末っ子の友達プロデュース頑張りたいなー。という一心で、やりましたよハロウィン企画。今の園で。少しずつ仲良くなれたらいいな、と思ってます。
がんばります!