小4息子の志望校を検討中ですが、説明会の予約が取れません。
今年春から予定していた説明会や文化祭は多くが延期や中止になり、たまにあっても予約が取れず。資料請求、オンラインの動画を見たりしているくらいで、検討が進みません。
コロナ禍の前は、塾主催の説明会や学校見学会がたくさんあってよかったな〜。などと愚痴る前に。
今小6の娘の場合は、いつまでに何をしてたんだっけ。具体的に並べてみて、小4息子が何をすべきかを考えてみたいと思います。
前提:両親とも首都圏育ち
夫は千葉出身で中学受験し、都内中高一貫男子校に通っていました。私は東京出身、中学まで公立で高校から女子校です。
なので、都内の私立中高の分布図はなんとなくわかっていました。私は中学受験していませんが、高校で中学受験してきた子とまざったので、誰がどこ受けてきたとか。塾でとか。たまに男子校と合コンとか。情報は入ってきていました。
ただし、20年以上前の情報。さらに、学校のイメージが個人の知り合いと結びついているので、○△中…英語できるよね、○×中…イマイチだよ、などという偏見に満ちています。
塾でも「ご両親の時代とは全く違うので、情報をリセットしてください」と、釘を刺されますし。地方出身で何も知らないほうがゼロベースで情報収集できていいのかもしれません。
小3秋〜冬:中学受験するかの検討
長女の時は「中学受験をするか否か」を決めかねていました。経済的にすごい余裕があるわけでもないし。でも、教育の質を考えたら私立のほうがよさそうだし。
10月、親子で私立中学フェアへ
で、小3の10月、とりあえず本人を連れて私立中学フェアに行くことにしました。会場はサンシャイン池袋。
しかし、なぜか当時2歳の妹連れ。先生に個別相談できるブースは行列で、並べそうもなく。というか、並びたい学校もわからず。色んな学校のパンフレットをもらうだけで、帰ってきました。
あとは、サンシャインでランチして、パンケーキ食べただけ。
娘はパンケーキを食べながら、「学校がたくさんあることはわかった」と言ってました。
しかし、それだけでも十分、行った甲斐がありました。また、後から思えば、いっきにたくさんの学校の資料が手に入るのは、とてもありがたかったです。
秋の全国統一小学生テストを受けて、可能性を探る
11月頭ですね。結果が偏差値65くらいだったか? とにかくかなりいい方で、受けに行った最寄りの早稲アカから速攻で電話がかかってきて、相談に行きました。「とてもおできになる」と、御三家狙えると言われました。このときに入っておけば授業料も半年間半額だったですよ。でも、踏ん切り付かず。
冬には、周りの中学受験を決めた友達が冬季講習や1月準備講座に行くなか、「うちは受験しない」という決定にまで達していました。
それが2月になって、「何か一生懸命にがんばることをつくろう」となり、「得意だしがんばれそうなのは勉強」ということになり、中学受験をすることに決まりました。こうして3月から、塾通いが始まりました。
小4春〜夏、「進学校の女子校」で偏差値高くて通えるところ
塾通いを始める時から娘は「女子校に行ってみたい」と言うようになっていました。私が「女子校はジェンダーから自由で居心地がいい」と娘に話した影響からだと思いますが…(別学の是非については、また記事にしたいと思います)
一方、私たち両親ははじめから合致する方針として「大学受験はしてほしい」(思い切り苦労してほしいし、あわよくば国立に行ってほしい)を掲げていました。
というわけで、自動的に「進学校の女子校」ということが決まりました。
早稲アカ主催の豊島岡女子説明会
当時は、早稲田アカデミーで夏フェスだ秋フェスだ(早稲フェスだったかも)と、かなり頻繁に学校説明会や見学会を主催してくれていました。もちろん無料です。
私もフェスに乗っかって、長女小4の6月、豊島岡女子の説明会・見学会にひとりで行きました。平日午前中だったと思います。初の学校説明会で、泣くほど感動しました。ビジョンがあって、新しいことをどんどん取り入れる柔軟性がある。合理性もあって学費はリーズナブル。素晴らしい経営体なんだろうな、と思いました。豊島岡がある池袋も、東京西部生まれの私からしたら庭先みたいなもの。いいじゃん!
豊島岡女子と吉祥女子のオープンスクール
本人にもみてもらいたくて、豊島岡のオープンスクールに申し込み、夫と娘で行ってもらいました。しかし娘、夫と喧嘩になり、池袋の街でどっかに行ってしまいました。受けるはずだった体験授業の前に、生徒さんによる学校紹介を聞いていたら時間になってしまい授業が受けられなかった。とかで歯車が噛み合わなくなってしまったようです。結局、私が娘を携帯電話でコントロールして夫と和解させ、茶道部体験だけして「楽しかった」と言いながら帰ってきました。はああ。
これと前後して、吉祥女子のオープンスクールにも父娘で行ってもらいました。娘vs 弟妹だったら、娘ひとりとのお出かけのほうが断然楽だから、夫へのご褒美のつもりだったんだろうな。当日はひどい雨で、行き帰りは濡れて不機嫌だった娘。子供は天候とかで学校の印象が左右されてしまうといいますが、本当だと思います。あんまりいい印象ない、と後で言ってました。
夫の方は2つの学校を見たおかげで「豊島はめちゃくちゃ勉強させられそうだけど、吉祥だとただただ楽しそう」と学校の違いを実感したようでした。
小4秋〜冬、志望校の上限が見えてくる?
ちなみに、偏差値は高いほうからまわりました。長女のは小4始めは組分けで偏差値50〜55をうろうろ。豊島には偏差値軽く15は足りない状態。でも、中学受験経験者の夫が「そのくらい上がる」というし、強気でいきました。
小4秋、女子校5校合同説明会という最高のイベント
小4の秋、またも早稲アカのフェスで、豊島岡、鷗友、東洋英和、吉祥、大妻という女子校5校合同説明会が開催されました。うちは「女子校の進学校」という方針は固まっていたので、いっきに学校が見られる願ってもないチャンスだと、下の子達を私の母に預けて、夫婦で出かけました。会場は千代田区の学士会館だったと思います。
結論。「どこの学校もすごくいい」
志望校の選び方の記事なんかに「校長先生を見よう」とあったりします。本当だな、と思います。
この説明会では、吉祥以外は校長先生がきて、壇上で大きなスライドを背景に説明していました。豊島岡と大妻は女性の校長先生で、ついていきたくなるし。東洋英和と鷗友は柔和な印象の男性の校長先生。吉祥だけは校長ではなく広報部長だったのですが、話し上手な女性でスライドには「ここにしかない青春♡」と、まさかのハートマーク。思い切りのよさとノリに惚れました。
この合同説明会の影響は大きかったです。女子教育を真剣に考えてるな〜、と、距離があって候補に入っていなかった鷗友が急浮上。また、大妻の校長先生の「2月5日に入試日を設定しているのは、諦めない子と一緒にがんばりたいから」という言葉を聞き「最後の砦は大妻にしよう」と決意しました。
小4で文化祭に行かなかったのは痛恨の失敗
受験を決めた当初から気になっていた、女子学院。JG。自由で楽しい女子校の総本山。受験体験記事を読むと「文化祭をみて『この学校に行きたい』という気持ちが強まりました」というコメントがとても多い。
なので「マグノリア祭」というJGの文化祭に行きたかったのですが、この年は台風や用事が重なって行けませんでした。翌年はコロナ禍で見学できず…今となっては大後悔です。
その一方で、小4の12月頃、長女が早稲アカの一番上のクラスに上がり、組分けテストの偏差値も60に届きました。御三家目指すって言ってもいいかな? という雰囲気が出てきました。
長くなりましたので、②へ続きます。小5、小6で日程別に志望校をしぼっていきます。