11月。小6娘の2月受験まで、80日を切っています。
先日、早稲アカの学校別合格判定模試の最終回を受けてきました。
NNについてまとめた記事にも保護者会のことちょっと書きました
子どもが学校別模試を受けている隣で、保護者会も行われていました。
先生方の熱いお話を聞きましたが、一番衝撃だったのは冒頭の先生のこの言葉。
「皆さん過去問に取り組まれていると思いますが… 本番ではここから、20~30点は取れるようになります」
そうなの!?
言われてみれば、4科目それぞれ5点上がれば20点アップなので、無理な話じゃない。
しかし。ウチの娘は右肩上がりの点数アップという経験があんまりないので20~30点も上がる気がしません。逆に「上がらなければ落ちる」というプレッシャーだけ受け取った感じです。
どうして上がるの?
どうやったら上がるの?
考えるだけでドキドキしてくるので、とりあえず、20~30点上がる理由や方法についてまとめてみます。
「入試の型」を身につけることで得点は上がる
最後のNN保護者会では、教科ごとに先生が「合格する答案の作り方」を教えてくれました。
学習のポイントについても少しお話ありましたが、それも答案を作るためのもの。もう「こういう学習で学力を上げよう」と言ってる場合じゃないわけですね。
では、先生のお話を一部ご紹介しましょう。あくまでJGの場合です。
例えば、算数
取捨選択! 時間配分!
はじめの20分でざっと問題に目を通しながら、全体を把握する。把握しながら、ぱっと見でサクッと解ける問題は「つまみ食い」で解く。
ターゲットを「解けそうで、かつ、配点の多い問題」に絞って解く(JGの場合、穴埋め形式なので穴の多い問題=配点が多い問題)。ターゲットにする問題は絶対できなきゃいけない問題なので、できるようにしておく。
ラスト5分で、単位、問われていることに答えているか、異常値がないか、などを確認する。書いた部分をすべて丸にすることが大事。計算のやり直しは間違ってもしないこと(はじめの答えと違う答えが出たらぐちゃぐちゃになるから)。
例えば、国語
やらなきゃいけないこと(=「なんとなく、これ」「あいまいさ」を排除して初動と文脈を意識した解答すること)は、やる。エキセントリックな問題はやらない。
JGの国語は合格者平均(大体7割)+5点取れればOK。MAXでもまず90点の問題。「とっぴで、できなくてもいい問題がある」と認識して、焦らないことが大事。(過去問も全部見直す必要なし)
本番で「失敗しない確率」を高める、40分の使い方を身に付けること!
言うは易し、行うは難し。だから繰り返す
どうですか。こうしてみると入試対策、すごい面白い。ゲームだこれ。
受験について「ゲームみたいに点を取ることを楽しんだ」という感想を述べる人がいますが、分からなくもない。
ただし「相応の学力」が必要なんですよね、楽しむには…
それはともかく、「合格する答案の作り方」は「こうやれ」と言われるだけでできるようになるものではない。身に付けるために、繰り返し練習しなければいけない、ということでした。理社の話は割愛しましたが、その点は同じです。
娘は、9月からNN土曜特訓で「そっくりテスト」をやっていますが、1月になるとNN日曜の内容も「そっくりテスト」になります。
もしNNに通ってなかったら、過去問をどれだけ確保できたとしても、この演習量に追いつくのは無理。他塾ももちろん同じようにやってると思いますが、こんな学校別講座を用意できるのは大手塾だけでしょうね。だから「最難関目指すなら大手塾へ」ってなるわけですね。納得。
新体操でいえば、競技会の規定演技と同じ
娘は低学年まで新体操をやっていたので、NN保護者会の内容を話すときに、こう言ってみました。
今までは、ジャンプとかターンとか、手具(ボールとかリボンのこと)を使った、個別の技の練習だったけど、これからは、競技会の規定演技の練習になるんだよ、と。
「!」と娘は分かってくれたみたいでした。
毎年、夏の終わりから11月まで、競技会の規定演技の振り付け(1分半の音楽付きのプログラム)をひたすら練習していた娘。振り付けを体に叩き込んで、できない技は別個で練習して、本番に臨む。あの緊張感を、思い出すんだ!
「肩回しできないまま本番になったよね~(懐)」と娘。そっち?
うん、肩回しはかなり基本の技な気がするけど。最後までできない技があってもいい。本番でベストの演技をするために頑張ろう。
最後は当日のコンディンションも
とはいえ本当は、ウチの娘の新体操に例えてちゃいけないんです。JG入試はもっとずっと、トップの争いだから。
しかし、一応塾の先生にもGOサインをもらったし、JG入試への出場権は手に入れているってことで!
これから、「型」を身に付けられなければ、落ちる。
本番で失敗しても落ちる。あ、でも入試は4教科あるから失敗はある程度カバーできる。
当日、練習どおりにできるように、コンディションを整えるのも大事ですね。
多くのスポーツと同じように「本番の自信につながるのは普段の練習量」だと思います。でも、中学受験はそれだけでもない気がする。一度パニックになったら、影響が大きすぎる。
12月に四谷大塚の合不合判定テストを受けたら、いよいよ模試は終わり。本番まで一直線です。
次は、受験学年の小学生のメンタルについても、まとめてみたいと思います。
がんばります!