こんにちは。岡田ちっぷです。
はじめて派遣社員として働き始めて、2週間がたちました。
もちろん守秘義務があるので、職場のことを具体的には語れませんが、こんなことを考えているということでお察しください。
もうひとつ、私が初出勤前に色々と調べたことといえば「新しい職場への不安を解消するためにできること」です。
それで思ったのですが「コミュニケーションが重要視されすぎ」だと思うんです。
私は、出産前はIT系コンサルタントとして10年弱、客先常駐の仕事をしていました。プロジェクトは数ヶ月~1年ほどで変わり、その度に新しい職場に飛び込んでいました。
出産後はフリーライターなので、ほぼいつも新規案件状態ですが一回かぎりの現場も多いので「職場」とは違うかと思います。
が、ともかく、新しい環境で仕事することには慣れています。
そんな私ですが、はっきり言って「コミュニケーション下手」です。積極的でも上手でもないです。今回色々と調べた結果と私の経験をふまえ、「今の自分も含め新しい環境で不安になっている人」に伝えたいことをまとめてみました。
転職エージェントの情報はありがたいが「ちゃんとしすぎ」
昔はいざ知らず、今はエージェントもとても行き届いていて「新しい職が決まったら」「新しい職場になじむために」など、情報ページを作ってくれています。
しかし、今回、色々調べてみて思うんです。「情報が整然としすぎている」と。「こうだから、こうしましょう」とすぱっと言われても。
「こうだから、こうだってわかっているけど、こうも思うしこうはできない。というか、こうなってこうなるかもしれないし…」
現実はこんな感じじゃないでしょうか。私だけでしょうか。
たとえばですね、こんなことが書いてあるんです。
職場に溶け込めた人の特徴は?
- 明るい
- 笑顔
- 積極的にコミュニケーションをとる
- 話しかけやすい
- 仕事の飲み込みが早い
マイナビ転職「転職1カ月、「職場に溶け込む」ためにしたい5つのこと」
そうだろうとも! そんなコミュニケーション上手なら苦労しないんだよぉぉ。
と叫びそうになりますが、実際には上記のサイトには有益な情報もたくさんあります。でも、描かれている人物が理想的すぎてドキドキしてくるんですよ。
第1印象が悪くなることを怖れない
これが今回一番言いたいことです! (自分にも)
最近、第1印象が重要視されすぎではないでしょうか。もちろん、自分の印象をよくするために努力することも大事です。
でも、「悪い印象を与えたら」と怖れる必要はありません! 断言します!
私の場合:「第1印象が悪い」と言われたことあります
私はIT系コンサル時代に、「お前の第1印象悪かったのになあ。意外にも顧客からは高評価だったなあ」と自社のプロジェクトマネージャーに言われたことあります。
そうか、印象悪かったのか…と思いつつ「はあ」と言ったと思います。
そこで「どんなところが印象が悪かったのでしょうか?今後のためにお聞かせ願えますか?」と言えれば、また別の人生があった気もするんですが…
しかしですね。「顧客から高評価」だったんです。日々、一緒に議論し、システムを作り上げたチームのお客さんは「よかった」と言ってくれたわけですよ。仕事でからまないプロマネの印象など知ったことか!
私の場合:けっこうなコミュニケーション下手です
コンサル時代「パソコンの部品に例えたら」という話になると(業界あるある)、私は「CPU」と言われたものです。「性能いいかは知らん」というオチつき。ぱっと見よくわからない、ということでしょう。
ああ、壁作ってるさ。簡単には打ち解けないさ。
ライターとなってからも、コミュニケーション上手な業界人のなかにあって、なかなかの引っ込み思案だったと思います。仕事上で必要なことは話すし、それなりに雑談にも応対するけど、しょせんCPU。コネクションがとっても重要な世界でしたが、人知れず回りつつ、細~い関係性でやっていました。
コンサルでもライターでも、この性格をぶらさげながら、普通に仕事してこられました。それぞれ1度ずつ、盛大に沈んだことはあったのですが、それは仕事と自分のアンマッチであります!
「もう、自分はこれでいいんだ」と思っています。
コミュニケーション下手な人が、新しい職場でやるべきこと3つ
上に述べたように、けっしてコミュニケーションが得意ではない私です。
そんな私ですが、ビジネス書で学んだり色々な職場を経験して「これだけはやっておいたほうがいい」ということをご紹介します。
3つだけです。
あいさつは一応する。できれば笑顔で
出勤と退勤のときくらいは、大きな声であいさつしましょう。その他のあいさつも、大きい声でできれば言うことないですが、ムニャムニャした会釈でもかまいません。会釈の場合、とりあえず微笑んでおきましょう。
まだ顔しか知らない人もいっぱいいます。が、自分から無視することはなるべく避けます。すれ違うまで視線をチラチラ飛ばしておいて、自分から軽く会釈しましょう。ここも微妙でいいので笑顔で。
返事、質問、発言は腹から声を出す
ふだんはムニャムニャしててもいいんです。
しかし、「返事」「言うべきこと」だけは腹から声を出してはっきり言う。それだけです。
明朗に話すためには、ある程度、準備する必要がありますよね。話し出す前にしっかり内容を吟味するようになり、一石二鳥だと思います。
端的に、わかりやすく話すために、いくつか本を読んでみたらいいのかなと思いますよ。
これは、コンサルタントのテクニックかもしれません。ビジネスマンとして最低限の流儀であるので、がんばりましょう。
自分の役割をはっきり認識する
職場で周囲の人を不安にさせる人、イライラさせる人。それは「コミュニケーション下手な人」ではありません。
「自分が何をするべきかわかっていない人」ではないでしょうか。
「こいつ、本当にわかってるのかな?」という疑惑が、その人への当たりを強くしたり、見る目を厳しくしたりします。
「自分はここではこういう役割だ」と認識することで、言動も堂々としてきます。これは本当です。また、役割がわかっていることで、自分で考えて動くこともでき、わからないことがあっても質問が具体的になります。
「これは自分の役割を超越しているのではないか」というとき、「自分の役割が手に余るとき」は、すみやかに相談しましょう(超大事)。
とはいえ、第1印象がいいに越したことはない。やること3つ
私は面倒くさがりやです。外見へのこだわりは、ちょっとしか持てません。
そんな人が最低限やっておいたほうがいいことをご紹介します。
おしゃれな人は読み飛ばしてください。
床屋、美容院で「きちんと見える髪形(お手入れラク)」にする
私は髪の毛が多く天パでもっさりしているので、ストレートパーマをかけ、中のほうだけ刈上げて(隠れツーブロック)にしています。
また白髪もけっこうあるので、メッシュを入れてひんぱんに染めなくても白髪が目立たないようにしています。
この髪型にしてから、朝がめちゃめちゃラクになりました。
ちょっとモードっぽいので、 ライターとしてもプラスかなと。派遣社員としてはギリギリのところですが、メッシュが派手じゃないのでなんとか。
とにかく、「髪型はきちんと見える(しかもラク)」を心がけましょう。お金のかけどころです。髪型さえなんとかなってれば、最低限の身だしなみがゲットできます。本当です。
ここぞというときはユニクロの新品を着る
服は、くたびれてなければいいんです。(おしゃれな人は、読み飛ばしてください、と言いましたよね)
私は、大事な日には、おろしたての服を着ています。ユニクロでも新品ならOK! 印象がパリッとします。
もちろん、スーツやシャツならクリーニングからおろしたてでOK。
特に私は主婦歴が長く、服装に関しては特に麻痺しちゃってるんじゃないかなー、というところがあるので…。もう、新品の清潔感だのみです。(もちろん、おしゃれな主婦もいっぱいいます、ホント尊敬してます)
女性誌とかファッション業界の仕事なら、アカンと思いますが、一般的な企業なら問題ないと思います。
好意と興味を空気にのせてふわっと飛ばす
何もしゃべらなくてもいい。
「あなたのこと、好きだし興味もありますよ」という思いを微粒子にして、空気にのせて飛ばしとくんです。
♪思いは風にのって~ ♪きっと届く~ とかなんとか、中学校までの合唱曲でやたら歌わされませんでしたか?
そういう感じでいいんです。ここは日本です。
「好意を言動で示さなかったせいで、敵意を持たれ意地悪される」って、そんなこと、学校やママ友界ではあるかもしれません。でも、企業内であったらハラスメントですよ。
コミュニケーションをとろうと無理する必要はまったくなく、かといって拒絶せず。人に対して、ふわっと好意をまとってみましょう。必ず、あなたのお守りになります。本当です。
いかがでしたでしょうか?
アドバイス調になってしまいましたが、久しぶりに企業で仕事をする私自身の確認作業でもありました。
教科書どおりじゃない、ゆるゆるの心得ですが、サステナブル=持続可能なところがいいと思っています。
乗り切っていきましょう!