【中学受験】四谷大塚合不合判定テストの偏差値はどこまで信じていいのか

小6息子は、7月の合不合の結果は忘れて、夏期講習のテキストを加えて本棚のレイアウトを変えたりして、夏の準備をしています。

ドボンだと思いきや、意外と惜しかった

【中学受験】6年7月、第2回合不合判定テストの結果【夏休み前の偏差値】│まわらないドットコム (mawaranai.com)

夏期講習では、確認テストの準備と復習を徹底的にやります!

…その前に。

合不合の偏差値で合格可能性は測れない?

7月の息子の偏差値は53。第1~3志望校の合格可能性は20%。第4志望は70%で、第5、6志望は80%でした。

まあ、予想どおりです。

第1~3志望校は、9月から11月の合不合の偏差値を見て、判断するつもりでいます。

でも、「合不合の結果と実際の入試結果はそんなにリンクしない」という意見もあるんですよね。

合不合の偏差値と合格可能性をどこまで信じたものか… 考えてみたいと思います。

四谷カリキュラムで学習した子には妥当

合不合は、四谷大塚のカリキュラムで学習した内容が、どのくらい身についているかを問うテストなわけです。

だから、実際の入試とは違う。それはそうですね。

でも、習熟度四谷準拠塾生(7000人?)の中の立ち位置は確認できます。

みんなが4年から6年まで学んだ範囲で、9割、8割、7割、6割、5割…、できた割合。みんなはどのくらいできていて、自分はどのくらいなのか。それが合不合の四谷大塚偏差値なわけです。

その偏差値で「この辺にいる子が、この学校に80%の確立で合格するでしょう」と判定するのは、妥当だと思います。習熟度の高い子は、合格可能性も高いんじゃない?

ただ、四谷のカリキュラム外の人は、この範疇外ですね。他塾でも3年間のカリキュラムをなぞっていれば、ある程度適用できると思うけど、そうじゃないなら合格可能性も測れないでしょうね。

誤差は大きい

あと多分、合格可能性は最大値で80%、最小値は20%です。 どんなにできる子も合格可能性は80%どまり。どんなにできない子も20%は可能性がある。

これは、かなり現実的な予測じゃないでしょうか。

「合不合では合格率20%でしたが、合格しました」という例を出して、合不合の合格可能性はアテにならない、という意見があります。

12月の合不合の後、いい感じでがんばったのかもしれないし、合不合の出題形式と相性が絶望的に悪かっただけなのかもしれません。逆もしかり。

これは誤差の範囲であって、「合不合の合格可能性はアテにならない」という根拠にはならないのではないでしょうか。ある程度はアテになると思う。20%と誤差が大きいだけで。

特にボリュームゾーンは誤差が大きくなりそう

【中学受験】ボリュームゾーンからは適正校も危ないと言われて【偏差値55】│まわらないドットコム (mawaranai.com)

合不合の出題範囲は広すぎる?

一方、「実際の入試の出題範囲は、合不合よりずっとせまい」という意見があります。もしそうなら、合不合の結果と入試結果の乖離はさらに大きくなりそうです。

塾のカリキュラムはオーバーワークで、実際の入試には必要ない部分も多いなんて… 考えたくないけど、まあ、そうだろうなと思うところもあります。

入試に出ない範囲はたしかにある

早稲アカのNNでは、保護者会でも、徹底的に研究された過去問の傾向を教えてくれます。

例えば娘が目指していたJGも、「算数では、図形の回転は出ない」みたいな傾向がありました(もううろ覚え)。

NNの話

【中学受験】早稲アカのNN講座の内容と感想、メリット・デメリット│まわらないドットコム (mawaranai.com)

学校別に見れば、出ない範囲はけっこう特定できるはずです。

国語なんか、詩は出ない、物語文は出ない、和歌が出る、と学校ごとに傾向が明確ですが、志望校が3つ以上あれば「結局全部やっとかなきゃ」ってなると思います。

受験校 × 4科目の中で、絶対出ない範囲なんか、あるのだろうか。「そんなの探してる暇があるなら、頻出単元を全部復習しよ…」ってなるんじゃないかな。

出題形式が全く違う?

合不合と実際の入試の問題は、全く違う。これは、本当にそう。

漫画「二月の勝者」では、夏に息子に開成の入試問題をやらせた島袋くんの父親に対して「今はまだできません!」と黒木校長が言っていました。校舎トップの島袋くんでもムリか。いやいけるかもよと思いつつ、ふだんの演習と入試では、それだけ内容も出題形式も大きく隔たっているということです。

子供たちは、秋以降に過去問演習で練習を積むことで、どんどん対応できるようになってくる。

娘のNN時代に、秋以降にそっくりテストの平均点が上がっていくのを見て、実感しました。

だから小6の秋冬は恐ろしい

【中学受験】残り80日で入試の得点は20~30点上がる【過去問演習】│まわらないドットコム (mawaranai.com)

問題と相性はよくても、基礎学力は必要

JGの入試もけっこう独特で、合不合とは全く違う形式でした。

は合不合の偏差値はさほど高くなかったものの、そっくりテストではいい感じでした。

「四谷大塚中学に入るわけではないので」「合不合の偏差値&合格可能性は気にするな」が合言葉。

しかし、入試の結果は残念

ボーダーライン上の戦いで、コンディションや運もあったと思いますが、基礎学力がもう一段階上にあるに越したことはなかった。合不合の4科偏差値で2ポイントくらい上げられていれば、と思います。

結論:できるだけ学力は高く、知識は広く。

入試問題は、高校の教科書レベルの図や資料を出してきたり、時事ネタを織り込んだりして、あの手この手で受験生の意表を突いてきます。

対応するには、高い学力と広い知識、それらにもとづく思考力が必要なんだそうです。

だから、四谷大塚の範囲くらい、がんばってカバーしよう合不合は、そう思える層に向いているテストなのだと思います。

合不合がオーバースペックなら、合判模試

四谷大塚のカリキュラムが、我が子にとってオーバースペックかどうか

本当は、小4から小6まで勉強漬け、中学入試が小学生にオーバーワークを強いているの、なんとかならないのか?と思います。

でも、こなせちゃう子もいるし、競争の加熱は止められそうもないし。

四谷80%偏差値55以上に参戦するか否かが、合不合をターゲットにするかどうかの判断の分かれ目になるような気がします。

そこをターゲットにしない子は、首都圏模試センターの合判模試で立ち位置を確認しながら、志望校に合わせた勉強をすれば、オーバーワークにならないですむような気がします。

首都圏模試は四谷大塚でいうAコース相当の問題らしい

【中学受験】首都圏模試とは。受けるべきか【ボリュームゾーン男子】│まわらないドットコム (mawaranai.com)

で、ウチの息子は

次は、9月10日、第3回合不合判定テスト

で、9月の合判模試は、合不合の1週間前なんですよね。

最上位クラスに上がる、難関プログレスの受講資格を取る最後のチャンス。(まだあきらめてなかった)

まだまだ、息子の目標は合不合偏差値60超え

ということで、合判模試は受けないと思います。

この夏は、四谷大塚カリキュラムの総復習で底上げを図ります。

早稲ア夏

【中学受験】やるか、やらぬか…早稲アカの夏休み400時間学習│まわらないドットコム (mawaranai.com)

今日は、息子が持って帰ってきた通知表、お道具箱その他道具の汚さ、空っぽさにダメージを受け…

がんばりますorz

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