先日4月15日、コロナ禍を理由に延長していた確定申告を終えました。
派遣社員とフリーライターを兼務しています。下の記事では休業状態でしたが、最近のライター業は順調です。
【近況】2021年もリモートワーク派遣社員!ライターは休業状態…【今後の展望】│まわらないドットコム (mawaranai.com)
思い起こせば9年前、求職中という最低ステータスで臨んだ息子の保活(保育園入園活動)で、ポイントを取るために税務署に起業届を出しました。以来、個人事業主として毎年青色申告を続けてきました。
新型コロナウイルスによる申告延長
本来の締め切りは3月15日ですが、今年は昨年に続いて、申告書類の1枚目上の空白に「新型コロナウイルスによる申告・納付期限延長申請」と書けば、4月15日まで受け付けてもらえるということでした。
2月に娘の中学受験が終わって、「確定申告しなきゃな~」と頭の片隅にはあったのですが、制服やら靴やら、卒業式の服やら春休みの旅行の準備で、結局放置。
そうこうしていたら、3月に入って末っ子が保育園で濃厚接触者に認定され、姉兄も含めて1週間登園・登校禁止となってしまいました。もう、延長申請するしかありませんでした。
アナログな確定申告にクラウドを導入
私は起業1年目「やよいの青色申告」のソフトを1万円くらいで購入して、ずーっと使っていました。
確定申告表が出せなくなった青色申告ソフトを刷新
一応簿記の資格も持っているので、仕訳の入力には苦労も抵抗もないのですが。むしろ、コンサル時代に内部統制とかやってたせいで、無駄に証憑管理まで徹底していたのですが。
「やよいの青色申告」を使い始めてまもなく、確定申告表のフォーマットが改訂されて、更新しなかったせいでソフトからは出力できなくなりました。なので。確定申告表は税務署から送付されてくる紙のフォーマットに手書きしていました。
まあ、青色申告の各表は作れるのでまあいいか。と使い続けていましたが、昨年ついにソフトを入れていたPCが昇天。ついに2020年の決算で「やよいの青色申告 オンライン」というクラウド版を初年度無料で使うことにしたのでした。
常に最新版を使えるという安心を年額8000円で購入したということ
実は2020年はコロナ禍でライターとしての収入はほぼなかったので、やよいに入力することもほぼありませんでした。なので今回の2021年決算ではじめてちゃんと利用することになりました。(今思うと2020年の無償の1年間がもったいない)
2021年から有償版に自動更新となり、年額8000円を支払ったのですが(やよいの青色申告のクラウドでは一番安いセルフプランとかいうやつ)、その機能はいかに…!
ソフト版は入力画面も動きももっさりしていましたが(ソフトもPCも古かった)、クラウド版はウェブブラウザでサクサク入力できます!
あと、銀行の口座と連携して自動登録してくれるようにはなりました! 請求書や領収書のPDFを読み込んで取引を自動登録するという機能は、ぜんぜん働いてくれないのですが…。
不満はありますが、クラウド版で常に最新版を使えるところがメリットだと思います。「いつのまにか、確定申告表作成ボタンが押せなくなってる…!!」という衝撃をもう味わわなくていいからね。
仕入れも製造も販売もないライター業にはオーバースペックなのかもしれませんが… もう弥生会計に魂を売っちゃったから…。
請求書もクラウド化
昨年、請求書も刷新しました。
はじめてライターの仕事をくれた編集プロダクションから「このフォーマットで請求書つくって送ってください」ともらったエクセルの請求書を、ずーっと使ってきました。
しかし、数年前に取引先が変わりました。そして昨年、先方から「源泉徴収税を引いて請求してほしい」という要望をいただいたのです。
もう1つ、昨年から自分でさばききれない案件を外注するようになっていて、他のライターさんから請求書をもらうようになっていたのです。他のライターさんの請求書、めちゃくちゃキレイなんです。
それで、「エクセルからつくってる私の請求書、全然いけてない…?」とはじめて気づきました。私の請求書、消費税の計算式だけは入ってるんですが、下の方の数式は更新してなくて行数が多くなると8%になっちゃうし(更新しろ)。
それで、やよいオンラインと提携しているMisocaという請求書を使うことにしました。こちらは無料プランです。プラン毎に発行できる請求書の枚数が変わるのですが、私は請求書の送付先は多くても2~3件なので…。
源泉徴収税も消費税もしっかり自動計算される、きれいな請求書になりました。
青色申告の控除額が65万円から55万円に…!!
青色申告すると、所得額から65万円の控除を受けることができます。
もともとこれが目的で、青色で申告してきました。
なのに、2020年からe-Tax以外の人の控除額が55万円になったと、今年知りました。(昨年2020年はライターの収入がほとんどなかったので、控除額がいくらだろうと関係なかった)
かつてはe-Taxには税務署への申請とカードリーダーが必要で、確定申告書類を手書きしていた私は全くその必要性を感じていませんでした。
今はマイナンバーカードとスマホでできるようになったんですが、私はマイナンバーカードの申請もしていなかったのです。そりゃ控除額10万円のペナルティもくらうわ…
来年こそは四半期入力、そしてe-Tax
というわけで私は今年も、確定申告書類を出力して(手書きじゃないだけマシ)、各証明書類を台紙に貼って、封筒に入れて郵送、という申告をしました。
さくさく入力できるようになったクラウド版で、今年は月次、いや少なくとも四半期ごとに入力を締めて、年度末に慌てないようにしたいと思います。
そして、e-Tax。
来年こそがんばります!