前回までのあらすじ
中1息子の3学期末、英語の成績にショックを受けたチップは、息子を某有名英語塾に通わせることにした。
一方、「高校生になる娘にこそ、ここで英語をやらせたい」と考え、娘に話を持ちかけるのだった。
その1
【大学受験】中高生の英語力を向上させたい。英語塾の検討①│まわらないドットコム
娘こそ英語の苦手を克服してほしい
前回も書きましたが、娘は中1の終わりに英検4級、中2で英検3級、中3の秋に英検準2級と進んでおり、全く英語ができない、というほどではありません。
でも、昨夏のVもぎの成績を見ると、英語以外は偏差値65~70くらいなのに、英語は60未満。
はじめは、娘の中学に英語初修者が少なくて、周囲に引け目を感じて「苦手」と思っているだけだったのが、本当に苦手科目になってしまったのでした。
これを何とかしようと、塾をいくつか点々として、中3夏からは駿台で高校受験英語、進学が決まった3学期は、大学受験コースの下位クラスで英語をやっていました。
そのおかげか、中3の2学期、3学期には、学校の定期テストで平均点以上を取れるようにはなりました(帰国子女も同じテストを受けてるから、平均点はバリ高い)。
英語が得意になれば私文も選べる
そんな娘は、ほぼ間違いなく文系です。
算数で苦しんだ中学受験のせいでもある?
【中学受験】国語女子小6、算数偏重で勉強してきた結果【偏差値推移】│まわらないドットコム
なので、「英語が苦手のままでは、私文は選べないのでは?」という問題があります。
私立文系学部の入試は通常、英国社の3科目。当然、それぞれの科目の難易度が上がります。帰国子女もわんさかいる中で、文系のくせに「英語が苦手」とか言ってて勝てるわけがない。
娘もそれは分かっていて、第一志望は国立大学にする方向で、数学も塾に通ってます。でも、高校の入学前の課題や塾の春期講習で高校数学をやって、「私やっぱり数学が苦手かも」と弱気になっていました。
そこに「娘ちゃんも、有名英語塾に通って英語を得意にすれば、私文を第一志望にできるようになるかも」と耳元で囁いたわけです。
もともと、娘は通っている駿台の英語クラスについて「可もなく不可もない」などと言っていたので。「行くか…!」とノッてきました。
私も、「本格的に英語をやらせるチャンスが来た!」と、内心ホクホクしていました。
高校生から始める有名英語塾
息子が入塾する英語塾は、入塾希望者は説明会+レベル認定のテストを必ず受けることになっています。なので、もう1度、同じ説明会を受けてきましたよ。今度は娘を連れて。
高校1年生からは大学受験クラス
中学生までは学年が関係ないレベル別のクラスですが、高校生からは学年ごとの大学受験クラスになっていて、レベルは2段階。娘は下位のクラスに認定されました。
大学受験クラスは、中学生までのクラスよりオールイングリッシュの授業の割合が少し減るようです。でも、大学受験クラスでも直前までずっと、ネイティブとの双方向の授業はあります。
理由は、前回も書きましたがリスニング力の醸成。
でも、娘は東大志望では全然ないからなーと思いつつ、私が密かにおすすめしている大学の入試科目を見たら、今年から英語のリスニングがなくなってました。この大学は、英語の試験構成がコロコロ変わるらしい。
オールイングリッシュ授業の「楽しさ」に期待
いずれにせよ、会話までやってくれるのはありがたい。
娘の「英語苦手」は息子のそれとは根本的に違っていて、興味が出たり自信がついたりすれば、一気に得意になれるんじゃないかと思っています。(息子には、その手前の言語能力の養成が必要)
4月の駿台高校部クラスの存在
しかし、娘は高校受験でお世話になった(もともとは、はじめから大学受験コースに入るはずだったけど)駿台高校部の英数の講座をすでに申し込んでいました。
娘が英語塾の説明会に行った3月末には、すでに4月分のクラスの変更は不可。英語塾に切り替えるにしても5月からです。
一方、英語塾からは「5月からの通塾なら申し込みは4月後半にしてください」と言われてたので、そのつもりで、先に駿台のほうに英語クラスをやめる旨を伝えました。
しかし。
やめるのをやめたい
4月開講の駿台の英語のクラスに出た娘は、帰って来るなり「やっぱり駿台を続けたいんだけど…」と言ってきました。
クラスの先生が、すごく面白くて授業も分かりやすくて、娘曰く「早稲アカでいうNNの先生級」だったらしい。それはすごい。単に時間と曜日で選んだクラスなのに、ラッキーだな!
本人がそう望むなら、別に無理強いはしません。
英会話ができないのは残念だけど… 英語塾の説明会でも「言語の習得にはアウトプットが必要」って言ってたけど…
高校の英語の授業がハイレベル
すると娘が「高校の英語の授業でオールイングリッシュあるから。かなりレベル高いよ」と、言うではありませんか。
こそっと言いますが、娘の高校はスーパーグローバルハイスクール(SGH)なんですよね。
SGHプログラムは2021年で終了しているらしく、文科省のページを見ても今どうなっているか、よく分かりませんが。学校のHPには「我が校はSGH」的なページがまだ残っていました。
いいんだね? 期待しちゃうから! 頼むよ!
短期留学にもかなり前向きになった
高校では、すでに1年間の留学を決めてる子もいます(単位を移行してもとの学年に戻って来られる制度がある。なにせSGHだし)。
そして私たち両親は、娘の中学入学以来、ずっと短期語学留学を勧めてきました。かわいい子には旅をさせろの精神で。
せっかく高校受験ないんだし(実際にはあったけど)、中2~中3くらいで行ってほしかった。
でも、娘はこれまでガンとして断ってきたんですよね。理由は「英語しゃべれない」「海外旅行したことない」というもの。うん、それももっともだ。家族で海外旅行しておくべきだったよ…。
コレ。
【中学受験】後悔していること①英語【海外旅行経験なし】│まわらないドットコム
しかし、しつこく食い下がり、「高2の春か夏に行く」という約束を取り付けています。
娘は「嫌だけど」という態度ですが(いくらかかると思ってるんだ!)、旅先の宿で虫が発生したときに「留学は虫が少ないところにしよう」と発言したりして、娘の中でも短期留学が決定事項になっているようです。
しつこく言い続けた甲斐がありました。
ちなみに塾代
娘は結局、駿台で変わらず数英2科目、塾代は月4万ちょっとです。
これはいいんです。中3以降の塾通いはもともと想定済みだし。
今年、国が高校無償化の所得制限を撤廃したおかげで、娘の高校も無償になったし。私立に比べれば、学費も無償みたいなもんだし。
一方、息子の塾代。
駿台の数学に、今回、英語塾が加わって、月6万を超えました。 ちょっっっ!!!
私立中学の学費に加えて、コレ。取返しがつかなくなる前のリスクヘッジだと自分に言い聞かせても、血の涙が止まらないよ。
でも、「塾の宿題」という名目で息子に勉強させることができているので、勉強習慣をつけるためにも、親の精神的な安定のためにも、必要な出費だと捉えたいと思います。うう…(TT
末っ子の中学受験がなくなりそう
実は、財源はここ。
末っ子がお友だちと地元公立中に行く気まんまん、今やってる習い事続ける気まんまん過ぎて、両親ともに「この子はこれでいいか…」となっている。
その気の緩みが、そのまんま財布の緩みになっているわけですね。
末っ子が中学受験すると。2028年に娘が大学受験、2029年に末っ子が中学受験、2030年に息子が大学受験。3年連続な上に、真ん中に中学受験。お金以前に、私がもたない気がする。
末っ子が高校受験なら。2028年に娘が大学受験、2030年に息子が大学受験、2032年に末っ子が高校受験。2年おき。これなら、なんとか…
ということもあって、しばらくは中高生を勉強させることに注力したいと思います!