小6娘、1月の埼玉前受け校までは3週間余りです。
先日、塾の「入試ガイダンス」と銘打った保護者会もありました。
受験校の全日程を書き込んで塾に提出する「受験カレンダー」、絶賛書き込み中です。
それなのに。
これ書いたの今月の話なのに
また勃発しました。娘のサボり案件が。
2月入試まで50日を切った、ある日曜の朝
日曜朝、私はお弁当づくりをしていました。娘は弁当持ちで9時半~18時でNN講座です。
娘は出かける準備。小4の弟は前日に組分けテストが終わって、のんびり。起きたばかりの妹もまったり。
すると夫が弟に向かって「今日、iPadで動画1時間以上見てるじゃん!ゲームはあと1時間だからね!」と言いました。動画とゲーム、弟は平日1時間、休日2時間許されてます。
弟「僕、今日見てないよ!」
夫「嘘つけ!Youtubeの今日の使用時間が1時間以上ついてる…あれ…?」
夫がiPadのスクリーンタイムを確認すると、Youtubeを使用したのは夜中の0時台。
夫「娘ちゃん…?」
娘、夜中に起き出して、両親の寝室(しかも夫の枕元近く)にあるiPadを持ち出し、動画を1時間ちょい楽しんでいました。で、また元の場所に戻しておいた、と。どおりで朝、起きられないわけだよ!
娘は今回だけだと言っていたけど、常習かもしれません。スクリーンタイム、毎日は確認してなかったので。とにかく娘は、動画は見ない約束をしているので明らかな違反行為です。
見つけたほうが致命傷を負う「サボり発見ロシアンルーレット」
今回は夫が引き当ててしまいました。
このロシアンルーレット、当たったほうは怒るやら悲しくなるやら。心に深い傷を負います。「裏切られた!」という傷から、憤怒や悲嘆がどんどん湧いてきます。
そして当たらなかったほうの親は「見つけたの、自分じゃなくてよかった~」という安堵も手伝って、とても寛大で平和な気持ちになれるのです。
私「まあまあ、娘は眠れなくて、ついiPad見たくなっちゃったのかもよ~笑」
夫「自分が見つけたら発狂するくせに…怒」
こんなことになるくせに…
サボり発見ロシアンルーレット、不公平が過ぎる…
このように、同じ親として子どもの裏切り行為に直面しているのに、怒り悲しみを分かち合えません。なんて理不尽なんでしょう。引き当てたほうはマイナスしかない。引き当ててないほうが子どものフォローするの見ても、ムカつくだけだし。
いや、当たらなかったほうも怒り悲しみ感じていますよ。一応。でも不思議なもので、発見者になるかならないかで、その度合いがまっっったく違うんです。
我が家はもともと、私が引き当てることが多かったのですが、夫が在宅勤務になってからは夫もけっこう引き当ててます。あと、夫の娘の中学受験に対する思い入れが強いからか、夫が発見者になったときは私と同じくらいのダメージをくらうのです。
でも。
このロシアンルーレット、もしも毎回、自分ひとりだけ引き当てているとしたら、辛すぎます。
今回ウチの娘の件は「勉強してない=学習」じゃなくて「夜中に動画見てた=生活」だから、塾にも相談しなかったんですが(もともと塾開いてない時間だったし)、もしひとりロシアンルーレット状態の家庭だったら、遠慮なく生活面も塾に相談しちゃっていいと思います。(早稲アカだったら、の話ですが)
「この時期、どんな子でも不安でいっぱい」by入試ガイダンス
この事件の直前、塾の「入試ガイダンス」の冒頭で先生が言っていました。
「ひょうひょうと見えても、のんびりしているように見えても、この時期、どんな子でも心の中は不安でいっぱいなんです」
うっ。これを聞いただけで涙が出そうになりました。
この後ガイダンスでは、1月の過ごし方、1月受験の注意、2月受験の注意、合否が出たら…と話は進みました。合格したら塾にすぐ電話連絡だけしてほしい。不合格だったら、塾になるべく早く来てほしい、と。
「不合格を知って腰が抜けて立てなくなり、お母さんにかつがれて塾に来た子もいた」
という話を聞いたときは、その子のショックはどんなだったかと、ここでは本当に涙が出ました。
まだ小学生なのに、そんなに過酷な体験をするなんて… この平和な日本で… 親は子どものためを思ってやってるのに、深い傷を負わせてしまうかもしれないなんて、辛すぎる…
とにかく今、子どもたちは受験の一番厳しい局面にいるわけなのであって、親はどんと構えて、子どもの体調管理と精神面のフォローに専念するように。
そういうことを繰り返し、繰り返し、言われました。言われましたよ「女優になれ」とも。
夫、娘がちょっと夜中に動画見てたからって動揺してるんじゃないよ、俳優にならないと。(発見者じゃないから余裕で言える)
発見しなかったほうの余裕で、フォローしないと
この日の朝、娘は夫に責められ、さすがにしょんぼり座り込んでしまいました。あと10分でNN講座に向けて家を出ないといけないのに!?
その日はZoom受講に切り替える手もあったのですが、家にいてもいいことなさそうなので、車で送り込むことにしました。(お弁当もつくり終わってたし)「他の頑張ってる子たちのなかで、娘も頑張ってきてごらん」と言って励ましました。
そして夜は、地元の駅に帰ってきた娘を車で迎えに行きました。
それで分かったのですが、この季節、早朝も夜も本当に寒い。毎週末、早朝に家を出て、夜に帰ってくる娘はやっぱり頑張っているなと実感しました。(ずっと自宅勤務だから、自分はその時間帯まったく外に出てなかった…)
やっぱり娘に優しくしなきゃな~、と思いました。
夫は、帰ってきた娘とのマンツーマンの説教タイムを持って、納得することができたみたいです。
親もがんばります!