年をまたいで考える、末っ子の進路問題。
前回は学校で起きたトラブルと、それを巡る我が家の人たちの意見について書きました。
前回
【中学受験】穏やかに学べる環境はどこにある?私立か公立か?前偏│まわらないドットコム
クソガキはどこにでもいる!
今回は、次の3点を前提に「なるべくいい環境を選ぶ」という観点で考えていきたいと思います。
・勉強よりコミュ力が問題
・気弱な性格は基本的に変えられない
・クソガキはどこにでもいるし、普通の子も条件が揃えば最悪のクソガキになる
※ちなみにここでいうクソガキとは、意地悪で加害性の高い子のことです(それなりに悪意込めてます)いじめっ子も含みますが、それより弱いニュアンスも含みます
勉強がんばって自信をつけたり、コミュ力を養成したり、という自分側の努力で変えられる面もあると思うけど、今回そこは一旦置いていきます。
これ以降、読んでいて「コイツは何と戦ってるんだ?」と思われるかもしれませんが、自分や子供の色んなクソガキ体験を思い出しながら書きました! STOP意地悪。
クソガキの発生率が低い環境とは
クソガキが幅を利かせてしまう環境とは、どんな環境なのでしょうか。これを特定して避けることができれば、子がクソガキから被害を受ける可能性を下げることができます。
でも、そんなことができるのでしょうか。
親の所得や子の学力で、クソガキの発生率は変わるのか
これ、私はあんまり変わらないと思うんですよ。
なぜなら、「普通の子も条件が揃えば最悪のクソガキになる」から。
だから、所得が高くて教育熱心な「良い家庭」の子が集まる私立小、私立中でも普通にクソガキはいると思うんですよ。
それどころか、入学試験という選抜を経ることで、超有能なハイパークソガキの発生率は上がるんじゃないか、とすら思ってるんですよ。
ハイパークソガキの怖ろしさ
クソガキにもレベルがあって、ちょっと考えが足りないだけの迷惑レベルの子から、災害級の子まで色々いると思うんですよ。
で、頭が良くて運動できてカリスマ性のある子が、けっこうな確率でハイパークソガキになると思うんです。
特に低学年でのハイパークソガキの発生率は高い。ハイパークソガキにとって、小2くらいのアホなクラスメイトを配下において操作するなんて、造作もないことなんですよ。自分の気分1つで何でも思いのままですよ。すげー。
そんなハイパークソガキの多くは、成長に伴って光属性にチェンジして、人気者になったりするからやってられません。しかも一方で、中高生になっても邪悪な奴もいるんですよね。
高偏差値帯のハイパークソガキ
高偏差値帯の学校の子は進学に一生懸命で、人に意地悪してるほど暇じゃないという説もあります。
でも私は、頭いい子の何割かは元ハイパークソガキであって、その中のさらに何割かには、意地悪な習慣が染みついちゃってると思うんです。だからクソガキはいますよ、最難関にも。
大人でもなんか性格悪いな… という人、いると思います。その中のかなりの割合が、元ハイパークソガキだと思ってます。何を土台にしてるんだよ!もう!
クソガキへの抑止力がある環境
というわけで私は、「クソガキがいることを前提として、いかに防御するか」というほうが重要だと考えています。
クソガキへの抑止力には、どんなものがあるでしょうか。
今回は、コミュ力や優等生オーラといった「タゲられないための個人能力=抑止力」は置いておいて。3点、考えてみたいと思います。
抑止力① 先生
まず、クソガキを抑止するのは先生の役割とされているのではないでしょうか。
本来、クソガキへの対応ですら先生個人だけに押しつけるべきではありません。そんなの、ブラックな組織がやることです。
でも実際問題、一番近くで抑止できるのが先生なんですよね。しかも、抑止できるかどうかは先生個人の能力によるところが大きい。
で、ウチの夫は「私立のほうがいい先生が集まっているから抑止力も高い」という説を唱えています。それはどうかな?
例えば娘の学校は、間違いなく先生の質が高いような気がする。でも息子の学校は、先生にとっても自由度が高く、個性が爆発してる。熱くていい先生も多いんだけど、極端に事なかれ主義な先生、感情的に怒る先生もけっこういる。
抑止力② 仕組み
だから先生よりもこっちのほうが大事。誰かがクソガキから被害を被ったら、速やかにエスカレーションして対処できる仕組みがあること。
それは「相談室」だったり、「いじめアンケート」だったり、「指導要領」だったり。あと広義だと、部活動とか行事も、クソガキ矯正装置としての機能があると思っています(効果は疑問)。
で。そういう仕組みは、公立のほうが充実しているというか、文科省&教育委員会によって標準化されていると思っています。
私立には、そうした仕組みが機能していない学校がけっこうある気がする。しかも私立は教育委員会との連携がないので、学校側が誤った対応をした場合に指導する機関がありません。
ちなみに国立大学附属の学校では、何ごとも大学法人への報告が必要ですし、トラブルに関しても重厚なガイドラインがあります。ちょっと形式的過ぎて実効力には少し疑問ですが。私立でも大学のある学校法人のほうがコンプライアンスがしっかりしているかもしれません。
抑止力③ 友だち
これが最大の抑止力だと思うんです。
私は上の項で最難関にもクソガキがいると言いましたが、それでも最難関ならクソガキが幅を利かせることはあまりないと思っています。
たとえハイパークソガキでも、取り巻きがいなければたいしたことはできないし、能力や精神性が自分を上回る相手には手出しできません。つまり、最難関にいるような精神的に自立したハイパーな子たちは操作できないし、勝てないわけです。
最難関のちょい下くらいからは、まあまあクソガキが幅を利かせることも出てくると思うのですが… それでも周囲によい子が多ければ、だんだん鳴りをひそめていくと思うんですよね。
ともかく、よい子が多い環境こそ、クソガキを抑え込める環境だと思うんですよ。
それはどこにあるかって? それが問題なんですよ…
まとめ
書いているうちに、人生で遭遇してきたクソガキの記憶が色々蘇って来て、憎しみが募ってしまいました。
そして、クソガキのいない環境はどこか?
・最難関(こんな結論に至るとは…orz)
・抑止の仕組みは公立のほうが強い。私立なら大学付属のほうが期待できる。
・先生、友だちは運要素が強い
…運気を上げるために、ふだんから徳を積んだり、ご先祖様を大事にしたりしたほうがいいかもしれません。
春にはお墓参りに行こうかなと思いました。←まさかの結論