2月は本当にあっという間に終わりますね。
この時期、決算前だからなのかフリーランスの仕事もあまり動かず、そのわりに確定申告が気にかかり、いまいち調子が上がりません。(さっさと締めろという話)
こんなときは、言っても仕方がないことでも言ってみよう企画! しかも、第2弾。
第1弾
【中学受験】後悔していること①英語【内向き志向の現実】│まわらないドットコム (mawaranai.com)
娘のこと、もっとほめてあげればよかった
英語よりも、こっちのほうが深刻かもしれません。
今ならまだリカバれるでしょうか? これからさらに対応を間違えたらまずい気がします。
ウチには、去年、中学受験を終えた娘。来年、中学受験する息子。あと末っ子がいます。
親が息子にかまけている現状で、娘が「自分のほうが息子よりがんばっていい成績を取っていたのに、あんまり親にほめられなかった」と、不満を溜めているのです。
娘はがんばってたし、優秀だった
息子の中学受験が進むにつれ、「これはアカン…」と思うことが増えています。親にしてみたら「そこでつまずく?」っていう、授業を集中して聞くとか、ノートを取るとか、基本的なところが息子はできていないのです。
その結果、ついに塾をいったんやめるという荒療治に出てみたわけです。
この春のテコ入れ
【中学受験】今が最後のタイミング?転塾を検討し始めた話③【塾の面談の結果】│まわらないドットコム (mawaranai.com)
裏を返すと、息子が今できていないことを、娘はずーっと当たり前にやってきたわけです。学校でも塾でも、集中して授業を受けて、きれいにノートを取っていました。塾の宿題にしても、息子がいるSBクラスに比べて、娘がいたSSクラスは宿題量が多いです。算数は2倍くらい。そりゃ娘もたまにサボってたけども。
なのに、私たち親は「トップを目指せ」「SSクラスから落ちたら受験やめよう」などと、娘を追い立てるばかりで、娘をほめなかった、というのが娘の認識です。
ほめてたよ。でもたしかに、「もっと上へ」っていう思いのほうが強かった。
息子と対応が違いすぎる
例えば最近、「週テストで、理社、7割取れたね! えらい!」などと息子をほめると、娘が横で「ギリィ…」と言ってたりします。
娘のときは、理社は8割以上取れて当たり前、国語は9割取らないと。算数が8割いかないんだから(怒)って感じでした。しかも息子はBコース、娘はCコースの話。
組分けテストでも、息子は算数で200点満点の80点をちょいちょい取っているのですが(4割!)、まあ、親はあまり叱りません。なんかもうよく分からないので。
でも娘のときは、100点(120点だったかも)を下回ったりしたら「どうしてだと思う?」と詰め寄ってたと思います。
国語の漢字では、最近の息子は組分けや週テストで半分以上取れれば「よくなってきたね」とほめられます。娘は? 1問間違いでも「本番でこれやったら落ちるよ」って言われてたでしょうね。
娘、かわいそう……!!
娘のがんばりが分かる記事。他の科目もこうやってまとめておけばよかった
【中学受験】国語女子小6、算数偏重で勉強してきた結果【偏差値推移】│まわらないドットコム (mawaranai.com)
絶対評価軸のほめも必要だった
よくある、「不良が更生したらほめるのに、ずっと真面目にやっている奴はほめないのか」っていうアレだ。
今まで私は、「〇△できなかったのができるようになったね」と、本人の中で相対的に良くなったことをほめればいいと思っていました。息子でいうと「授業中にノート取れるようになったね」とか。いやまだ取れないけど。
でも、このやり方だと、アカンところが多い子ほどほめられる機会が増えることになってしまいます。もしも、ほめが金一封だったらどうします。「そのほめ基準なんなの」って周りはなりますよね。
絶対評価の軸を設定して、一定の基準をクリアできている場合はほめる、っていうのがないとフェアじゃなかったのです。娘を「いつもノート取れてて、えらいね」「授業に集中できていえらいね」と、ほめないといけなかった。
ただね。
問題は、「ノート取れる」がほめポイントだということになかなか気づけない、ってところですよ。「学習量を増やしたら、成績が上がる」「得意科目は高めで安定」こういうことが、当たり前のことじゃないってこと、娘のときには分からなかったんですよ。
しかもウチは、私も夫も小学校では超優等生だったから。ノート、授業どころか、「言われなくても宿題は全部やる」っていうのが当たり前で、別にそれでほめられもしなかったですからね。
わが子をほめるのは難しい!by Dream Navi
四谷大塚の月刊誌「Dream Navi(ドリーム・ナビ)」。早稲アカ生もYTnet生なので毎月配布されます。
で、今月、2023年4月号に「わが子のほめ方」についての特集が載っていました。
中盤には「なぜ、上手にほめられないのか」「ほめ下手には科学的根拠がある」っていうページがあって、なるほど納得の内容でした。
ほめ下手には、親が子供を見る視点において4つの原因が求められると。それは、特定の対象に注目してしまう「選択的注意」、悪い予測をたてる脳の仕組み「ネガティブバイアス」、自分自身が受け入れられない特徴や欠点を子供に見る「投影」、白か黒かでものごとを判断する「二元思考」。
それと、親自身がほめられて育ってこなかったという生い立ちが関係しているというのです。
わあ。思い当たるところがいっぱい。
ほめ下手を改善する方法としては、「親が自分自身をほめてみる」ということが挙げられていました。そのうえで、子供と自分を俯瞰して、子供のできているところに意識を向けよう、ということでした。
ちなみにほめ方がよければ、子供はやる気があって困難に負けない優しい子になるけど、ほめ方がよくないと、注意を素直に受け入れられなくなったり、打たれ弱くなったりと逆効果になるそうですよ。なにそれ怖い。
「ほめよう」と意気込むものでもないが
ドリーム・ナビに「がんばって『ほめよう』と意気込み過ぎないで」と書いてあるので、まずは自分をほめつつ、娘に注意を向けていこうと思います。
ただし。
意気込むなといっても、中学受験終了時だけは別。
たとえ残念で終わっても、最上級にほめるために
具体的には、本番の前に、真剣に子供をねぎらい、ほめる機会を設けるのがいいと思います。
なぜなら結果が出てしまったら、もしも結果が残念だったら、ほめる難易度がグッと上がってしまうから。「全部終わったら、いっぱいほめてあげよう」なんてのんきに構えていると、あとあと後悔することになりかねませんよ。私みたいにorz
あらかじめ、手紙を書いておくのもいいと思います。6年生の3学期には学校でも、子供からの手紙 & 親からの手紙みたいな企画をやりがちなので、そこに乗っかってもいい。手紙はストレートに真剣に書いてください。私はそこでちょっとひねっちゃいましたorz
上手なほめ方のポイントは、
1.プロセスをほめる
2.過去と比べて成長したところをほめる
3.性格的な良いところをほめる
ドリーム・ナビ 2023年4月号
だそうですよ!
振り返ってみると、昨年の受験終了後に四の五の言っている記事がありました。ごちゃごちゃ言ってないで、娘のこともっと抱きしめてあげて。
ごちゃごちゃ言ってないで。
偏差値を上げて自己肯定感を高める方法【光の中学受験】│まわらないドットコム (mawaranai.com)
私も、今からでも、娘に手紙をしたためてみようかなと思います…