偏差値を上げて自己肯定感を高める方法【光の中学受験】

先月、中学受験を終えた小6娘。

あいかわらず娘は闇落ちしたままですが、「この時期の中受終了生は大体がこんなもの」という話を聞いて、「こんなものか…」と思うようにしています。

こんなものかああああー---っ

今まさに「中学受験の闇」を見ている気分なのですが、だったら「中学受験の光」ってどんな部分なのか。娘の中学受験でああしていたら、こうしていたら… というところを「光の中学受験」としてまとめてみました。

理想論といえばそうかもしれませんが、心がけ次第でできることばかりだと思います。だからこそ、悔やまれるのですが…

通塾開始時期は「成功体験」をブーストさせるチャンス

特に、勉強が得意で中学受験に挑む子は、上げられるところまで上げて始めればいいと思います。

どんなに自信持ってはじめても、学習が進むにつれてどんどん折られていくんだから。最初くらい、ピカピカの自信過剰の状態で始めればいいと思います。

勉強が得意な子なら、入塾テストでけっこういい点を取ってるはずです。この「成功体験」をできるかぎり最大化すればいいと思います。

ウチの娘は小学3年生の11月の全国統一テストで上位1割くらいに入って「とてもおできになるお子さん」と言われたんですよ。そのまま、思いっきりヨイショして受験に突入すればよかったです。

そのときはまだ決意が固まらず、さらに「娘は怠けるタイプだから中学受験は厳しい」などと、本人に言っちゃってました。

ネガティブな動機は隠しておいて、ポジティブな動機を見つける

息子の場合は、勉強に不安があって中学受験に挑むケースでした。このまま公立中学行ったら内申点が取れなくて大変なことになるぞ、という。

でも、子供には例えば「内申点を取ることに気を使って疲れるよ」と、難があるのは本人じゃなくて公立中のシステム、というふうに話せばいいかなと思います。ウチは「お前、内申取れないだろ」的なことを本人に言ってしまいました。

それから息子は入塾のとき、娘と同じ先生に「普通のお子さん」と言われましたが(娘とは違うと言いたかったんだと思う)、別の先生は「理解力はあるので、開成も狙えます」と言ってくれました。

先生のセールストークだとしても。子供にはそのまま言って、持ち上げちゃえばいいと思います。

勉強面で特に言うことはなくても私立中学のここがあなたに合ってる」というところを、繰り返し言うことが、ポジティブな声掛けになるんじゃないかと思います。ウチの息子だったら「観察力あるから研究者向いてるよ、私立なら自由に実験や研究できるよ」とか。

フルコース受講して、余計なハンデを背負わせない

ウチの娘の場合は、スタートで大きな間違いを犯しました。中学受験させるかどうかを決めかねて、小3冬の冬期講習、1月の準備講座、さらには2月の開講もスキップし、3月から通塾を開始したのです。

しかも算国のみの2科目のスタート。

今考えても、大きなハンデを背負わせてしまいました。算数なんて入った瞬間、3桁÷2桁の割り算になってました。公文式とかで先取りしているならまだしも。何もしていなかった娘は強烈な「負の体験」から入ることになり娘にとって「勉強は嫌なもの」になってしまったのだと思います。

両親ともに、本当に中学受験が分かっていなかったのです。中学受験経験者の夫も「5年生からでもいける」って言っていたのです(当時はサピックスも存在せず、実際5年生からでいけた)。

娘は特待生待遇で半年間、授業料無料を打診されたのにもかかわらず、ですよ。

当時は、私は派遣社員と兼業になる前の完全フリーランスで、収入も不安定でした。3人子供がいて「全員、中学から私立」なんて考えられませんでした。特待生だったとしても、その先の塾代と私立中の費用が怖くて。不甲斐ない親でした、ごめん…。

というわけで、中学受験の可能性があるなら「部分的に受講」はせず、フルコースで始めることを強くお勧めします。

その反省から、息子は小学3年生から始めました

得意科目を伸ばして褒める

苦手科目は塾の宿題をこなすところまでにとどめておいて、得意科目を伸ばして褒める

やる気を引き出して自分から学習に向かうようにする」が4年生の目標だと割り切って、ここに注力していたら、自分からやれる子になったのかな、と。5,6年生で「娘を学習に向かわせる」という部分には注力せずに済んだかな、と。

苦手科目の算数にひたすら注力した、実際の娘の中学受験

国語が得意な女子は5年生までに語彙力と記述力を磨く

娘は国語が得意ではありましたが、記述はイマイチでした。書く前にワンクッションおいて、要素に過不足がないかチェックしたり、読みやすい文章に書きかえる、ということができていませんでした。

4、5年のころは「記述力は6年生の演習でつく」と言われていました。6年生になってからは「JGの国語では、完璧な記述回答は書けなくてもOK」と言われました。

結果、最後まで部分点狙いの記述でした。でも実際JGの模試テスト結果を見ると、記述で満点取ってる子もたくさんいるわけで、そういうところで差がついたんじゃないかと思います。算数特化型ならいいけど、国語特化型の奴が適当な記述書くなよ、と。

あと語彙力。「漢字とことば」を真面目に学習しなかった娘は、語彙力イマイチでした。「茶山の人だかり」とか最難関クラスにあるまじき間違いを頻発していました。「国語トップレベル」の名前が泣きっぱなしでした。

語彙力も記述力も、娘が自分から「良くしたい」っていうことはほぼなかったです。「語彙力がさすがにやばい」と思うことはあったかもしれないけど。

そういうところも「国語が得意」を評価して褒めてこなかったせいかもしれないな、と。国語の点がどんなに良くても、算数の点数で叱ってました。

でもね。ちょっとだけ言い訳すると、ライターをしている私から見て「娘は国語大好き少女」には見えなかったんですよね。作文に没頭するタイプでも、こだわり持つタイプでもない。だから、算数がんばってるほうが娘にしっくりきたというのはあります。

理社が「やれば伸びる」ならやればいい

娘はあきらかに国語が得意科目でしたが、理社も宿題だけで8割はカバーできていました(ここに気づいたの最近)。ふだんの組分けテストでは国理社をしっかりやって、算数は季節講習でフォローするだけでも最上位クラスはキープできたんじゃないかなー、と。

中学受験経験者の夫が「理社はやればやっただけ成績が上がるから、理社に逃げてしまう。逃げないで算数に立ち向かうべき」と言うので、娘には算数ばっかり勉強させました。

でも、せっかく4教科均等配点のJGが第一志望だったんだから(すごい希少価値)、地理・歴史・理科の学習をもっと楽しくして、成績を上げていく道はあったんじゃないかと思うんです。

まさに後の祭り

終わった…祭りは終わったんだよ… あと、息子も半分近く終わってる。

これからは、娘、息子にポジティブな声掛けだけをしていこうと思います。

がんばります。

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