2月第1週、受験を終えた小6娘。
ほろ苦い入試結果
その週末には「中1準備講座」の申込書を持って、娘自ら塾に進学先を報告に行きました。
そして第2週から中1準備講座が始まりました。
早稲田アカデミーの中1準備講座とは
中1準備講座は、英語と数学をそれぞれ週1、100分ずつ。
娘の校舎では習熟度別に、英語は3クラス、数学は2クラスに分かれています。
2月、3月の2カ月間、3週ずつ開催されます。つまり2コマ×3週×2カ月。
受講料は2科目で月に11,000円ですが、1月まで小6コースに在籍した生徒は6,050円で受講できます。
1月までの塾費用とは桁違いの安さ。これは、これまでの課金で塾に貢献してきたご褒美…?
講座の内容は、名前どおりで、中1ではじめに学習する内容の先取りです。
中学受験を終えた6年生のワンクッションとして最適
しかし2月受験直前になって「受験終わったら中1準備講座の申込みする」と言ってきました。
やっぱり、塾のクラスの友達と別れるのが寂しくなったのだと思います。
娘の友達には「自分が第一志望落ちて他の子が受かったら僻んじゃうから、落ちたら受講しない」と言っている子もいたそうです。
それを聞いた娘は「私は僻んだりするタイプじゃないし、落ちても受講するわー」と言ったそうです。
どちらにせよ、「受験終了ッ! 解散ッ!」 となるよりも、「またみんなで会おう!」といえる、再集結の場を提供してくれるありがたい講座です。
不合格もらった子が気持ちを整える場にもなる
結果は、娘は第一志望に落ちての中1準備講座受講となりました。
もちろん、ハッピーな結果でルンルンな気持ちを増幅させる場にできたら最高だったんですけれども。
娘にとっても、気持ちの整理をつけるための場になったんじゃないかと思っています。
入試結果について、塾の先生から「誰がどうなった」という話は2月になっても一切出ません。
生徒も1月中は「入試結果は口外しない」という約束を守り、授業でも誰も結果を口にしなかったそうです。
しかし2月受験が終わり、生徒自身が個人的に結果を言い合うのはOK、という雰囲気になったみたいです。娘は一番に自分は第1志望残念になったことを、自らカミングアウトしてきたそうです。
Zoom受講もできる
Zoom受講の子もいます。早稲アカはコロナ以降ずっとZoomと対面のデュアル受講をしています。今、Zoom受講の子はコロナ対策もあるかもしれません。
でもやっぱり、Zoom受講している子は、ちょっとみんなの輪の中に入りたくない状況にあるということもあるみたいです。
授業中は当然、入試結果についての話題はないので、安心して受講できると思います。
だんだんと、気持ちの整理がついていくかなと。
早稲アカ、講師が高校受験も兼務というメリットを生かすチャンス
早稲アカに3年間通って、デメリットとして痛感したのは「先生たちが忙しすぎる」ということです。
ウチの子たちが通う早稲アカ校舎は、家から近い、一般的な早稲アカの小さな校舎です。校舎は、高校受験もやっています。中学受験をのクラスの最上位クラスを持っている先生たちは例外なく、高校受験のクラスでも教えています。
忙しいよ、先生たち。そりゃ、過去問の添削もちょっと適当になるよね。体調を崩して途中で職務から離れた先生も複数いました。
「無理があるんじゃないかなー」と思っている、そしてその分割を食ってると感じる、中学受験、高校受験並行の状況ですが。中1講座で初めてメリットを感じました。
「英単語は、少しでもいいから毎日やれッ!」といった校長先生の言葉が、子どもたちに、とっても届きやすい。
「校長先生、本当は高校受験の責任者なんだよね」と、娘も神妙にアドバイスを受け入れていました。
早く新学期が始まって、学校が楽しくなってほしい
ずっと目指していた第一志望に落ちて、娘はやっぱり、たまに、ちょっと気持ちが揺らいでいます。
もうそんなこと忘れるぐらい楽しい中高生活、親はそれを望むばかりです。しかも、そんなこと幻想かもしれない。ずーっと、引きずっちゃうかもしれない。
でもやっぱり、新学期に期待するところが大きいです。
そしてそれまでの間、慣れ親しんだ塾の友達とのひと時を楽しんでほしい。受験が終わって買ってもらったスマホで、連絡先交換するがいい。バレンタインの友チョコを交換するがいいさ。
中学に行っても、文化祭に招いたり招かれたり、塾のつながりは何かと続くような気がします。
青春するがいいさ! してくれいー!!