11月があっという間に終わりそうです。
ここでご報告します。先週11月の息子の組分けテスト、やはり点数は上がらず、Bコースとなりました。
こちらの記事にも追記しました
11月の組分けテストで、Cコースだったら息子にスマホを買うことになっていたのですが、それも12月に持ち越しとなりました。
しかし、息子は特にショックを受けていませんでした。
すでに、スマホは、息子の頭の中から消えてしまっていたのです。なぜなら…
11月20日、ポケットモンスターバイオレット&スカーレット発売
ポケモンの新タイトルが発売されるから。
組分け後3日くらいで、私は点数アップを諦め、息子には「多分上がらないよ」と言っておきました。その後、塾の先生から電話連絡がきて決定したのですが。
その頃にはもう、スカーレットとバイオレットで頭がいっぱいだったんです。どっちを買うか?っていう。
「コライドンか、ミライドンか(今回のメイン伝説ポケモン)」「乗り物に例えると、ミライドンはバイクなんだけどさ。コライドンは、ストライダーなんだよ!」などなど、口を開けば出てくるのはポケモンのこと。
そしてひと通り話した後には、「いつ買える?」「どうやったら買ってもらえる?」と相談してくる。毎日これの繰り返し。
私は「クリスマスにサンタにもらえば?」って答えてましたが、当然、それより早く欲しいんですよね。
息子は1月に誕生日があるんですが、「1月の誕生日プレゼントを前倒しにできないか」と交渉してきました。「サンタさんは前倒しとか無理じゃん?」とかなんとか言ってました。
でもね。
不祥事続きの息子
最近、息子は身の回りのことができないと学校の先生から電話連絡をもらうことが増えていました。
それで中学受験撤退の検討までいった
さらに先々週には、息子が2学期になってから全然学校の宿題をやってこない、と先生から電話が。
はい、私もうっすら分かっててチェックしていませんでした。息子は「学校の休み時間にやってる」と言っていました。嘘でした。
そしてちょうど同じころ、交通系ICで、塾の行き帰りに買い食いやカード購入をしていたことが親にバレました。
あと歯の矯正器具も、あるって言ってたのになくしてました。
このバカ息子をどうする…。
息子みたいな子には余裕をもって生活に集中させて、毎回声がけを忘れず、1つ1つ丁寧に教え込んでいくべきなのでしょう。本当は。なのに塾に通わせて、キャパオーバーな生活を強いているのは親なわけで。
夫婦で話し合い、まずは「嘘をついてはいけない」の1点を修正して、生活態度のほうは気長に修正していこうということになりました。
具体的には息子には「怒らないから悪いことでも正直に言え」と言い聞かせ、親は「息子に本当のことを言われたら、その内容に怒らずに言ったことを褒める」っていうのを心がけることにしました。難しい…
我ながら甘い、親の裁定
ちょっと話が反れましたが、とにかく不祥事続きの息子、「自分がゲームを買ってもらえる状況だと思う?」って詰められると、しょぼーん…。
かわいそう… そんなこと考えもせず、ポケモンで頭がいっぱいだったんだね。
結局、学校の宿題、プリント類やモノの整理をがんばり、勝手に買った分は今後のお小遣いから引くことで不祥事を清算し、さらに「次のカリキュラムテストの算数で、平均点プラス10点以上取ること」を条件に、1月の誕生日プレゼントを前倒しにしてあげることにしました。
本当は「国語の漢字で8割正解すること」っていう条件をつけたかったけど、この話、カリテの前日の夜に決まったことだったので。しかも朝10時に振り替えての受験だったので。さすがに無理かなと。
1月の誕生日プレゼントであって、買ってあげるわけじゃないんだけど。甘い裁定だと思います。
カリテの算数の点が爆上がり
その結果、カリテの算数。
100点中92点
B問題の中でも、自分史上最高点でした。1問間違い!
やればできるじゃん。
ちなみに国語も100点中80点と、けっこうよかったです。漢字も5割できました。理社がイマイチだから、トータルすると結局そんなにアレなんですが。
無事にポケモンをゲットした息子
選んだのはバイオレットでした。合わせたわけじゃないけど、周りの友達も、軒並みバイオレットらしい。
塾の日にも関わらず、ゲットした途端「友達集まってるから」とスイッチを持って飛び出していってしまった、パリピな息子です。(もちろんその後塾に行きました)
まあ、私は撤退危機で一度悩み尽くしたので、楽しそうに遊ぶ息子を見ても、もう迷いは生じません。「親の勝手な期待で、受験させちゃってごめんね~(軽)」くらいなもんで。
本人も、最近の一連の不祥事で「公立中学でいい内申取るの無理かも」と思っているんじゃないかな。あと算数の成績が上がってるし、今回のことで「結果出せば遊ぶ隙はつくれる」って思ってくれればいいな。そこはプラスに働いてくれ!
受験生にゲームをプレゼントするのはNG?
しかし、いくらポケモンでも。いくら誕生日プレゼントでも。
受験生にゲームはナシじゃないかな?
娘のときは小5でスイッチ禁止、小6でiPad禁止でした。ただ、夫のスマホでソシャゲ1個続けてて、「毎朝〇分」とか「テストよかったら課金」とかやってたな。これは親の管理下にあるスマホだから、まあアリかなと。
親が見ていないところで勝手にiPadで動画見てることはありましたが、スイッチは「ふだんからやってないとつまらなくなる」ということで、勝手にやろうともしませんでした。
これが(最低限の)受験生の姿じゃないでしょうか?
息子が6年生になってゲームを欲しがったら「買ってもやる時間ないでしょ」でスルーしていこうかなと思っています。
ちなみに娘の6年生の誕生日プレゼントはコート、クリスマスは時計でした。 息子は身につけるものは欲しがらないので…石とか? フィギュアとかぬいぐるみとか、そっち路線かな。
ポケモンだけは特別
ところで、最後に言いたい。
我が家にとって、ポケモンは特別なコンテンツなんです。
2歳差姉弟が小さかったころ、娘と息子はそれぞれ、かっこいいもの許さないマンとかわいいもの許さないマンでした。
息子が戦隊ものや仮面ライダーを見ようとすれば娘が反対して騒ぎ、娘がプリキュアやプリパラを見ようとすれば息子が反対して騒ぎ。多様性まったく受容されてませんでした。けっこうジェンダー偏らないように気を使ってたのに。なんなの君たち。
そこで救世主になったのが、ポケットモンスターです。仲良く2人でハマって、映画や過去シリーズを見て、スタンプラリーもやって、ポケセンに行って。キラキラした思い出がいっぱいです。
そして徐々に、娘のかっこいいもの許さないマンが緩和して、ドラゴンボールやワンピースをはじめ、少年誌系は全部、姉弟で共有できるようになったのです。
そんなポケモンだから。
この時期にゲームやりまくっても…
これで確実に、来年中にポケモンの新タイトルが出ることはないので、アリだと思います!