日曜日に、小5息子の組分けテストがありました。
最近になって「けっこうコンディションに左右されるんだな」と気付いたので、今回も前日からサッカーを休んでテストに臨んだのですが…
今まで
「テスト当日にしてはいけないこと」
テスト当日の朝食。ご飯を炊いていなくて「コーンフレークでいいか」となるところだったのですが、なんとなく「もうちょっとお腹にたまるものにしようか?」ということで、ホットケーキを焼くことにしたのです。
3連休なのに特にお出かけもできない末っ子へのサービス、っていう気持ちもありました。
テスト当日に料理をさせてはいけない
料理男子な息子は、いつもフライパンでホットケーキを焼くのを手伝ってくれるのですが、今日はテストもあるし「ホットプレート出すから、座って焼いて」と、これもサービスのつもりでやってもらったのですが。
なんと、息子が手を火傷。末っ子が隣にぴったりくっついて焼くのを見ていたので、変な角度でひっくり返そうとしてホットプレートのふちに手を引っかけてしまったのでした。
火傷は水ぶくれになって、痛そうでした。流水で冷やし、保冷剤で冷やした後、痛みを緩和させないと…と思って、モイストヒーリング絆創膏を貼っておきました。
車酔いする子に車内で勉強させてはいけない
実は、もう1つやらかしてしまいました。※以下、グロというか○ロ表現あります
この日、中1娘を用事のあるところまで送る必要が出てきて、組分けテスト会場へ途中まで車で向かうことにしました。
車では「テスト内容を叩き込んであげて!」と私が頼んだので、娘が降りるまで30分くらい、息子に理科をレクチャーしてくれました。
予習シリーズをみながら「ココとココとココと… えーと書くもの!」と、図解とかもしながら娘が要点を教えてくれて、私は運転しながら「息子、よかったね」とほっこりしていたのですが。
忘れていたのです。
息子が乗り物酔いしやすいってことを。
なんか、姉に対する受け答えが、やたら素直で大人しいとは思ってたんですよね。
姉の降車後、5分ほどでコトが起こってしまいました。思ったのは、やっぱりホットケーキってお腹にたまるんだなということ…この辺まででやめておきます。
10月第6回組分けテスト
算数200点、国語150点、理社100点満点
算数:120点(偏差値:53)
国語:96点(偏差値:50)
理科:73点(偏差値:58)
社会:44点(偏差値:44)
4科:333点(偏差値:51)
Cコースのボーダーは375点。息子は40点以上下回って、Bコースに落ちてしまいました。
「偏差値ではなく点数を見る」
そういえば、いつかの塾の保護者会で、こういう言葉もありました。「偏差値ではなく、点数を見て、1点でも多く取れたら褒めてあげてください」という。
今回、それを思い出しました。
得点だけみれば、算数微減、国語微増、理科20点アップ、社会10点減。そんなにめちゃくちゃな結果ではないんですよね。
特に理科は、吐くほど詰め込んだ甲斐があったというか…
ただ、平均点が高かったから、偏差値では5ポイント下がってしまったと。
ちなみに前回は偏差値56
テスト中に汁が…
まあ、コンディションはよくありませんでした。
激しめに車酔いした直後。
しかも、水ぶくれの火傷に湿潤療法の絆創膏を貼っていたのですが、途中で水ぶくれがつぶれたのか、汁がダ―ッと漏れ出てきてしまったそうです。国語のテスト中だったらしいのですが、まあ集中力切れちゃうよね。
この話を聞いて娘は「私なんて、鼻血が出ても国語のテストを解き切ったんだよ」と、息子を叱咤していました。それ、普通のことじゃないから。今さらながら、娘のすごさがよく分かりました…
娘の受験生時代の武勇伝
5年生が山に登り始めた
「5年生の秋は中学受験の山場」といわれます。
例えば社会だけみても、今回の範囲が、縄文・弥生、古墳・飛鳥、奈良、平安。次回の組分けでは、鎌倉から江戸時代初期。公立中学校で1年間かけてやる内容を、9月~12月でやっちゃう。
理科も中2、中3の内容まで突っ込んでいくし、算数は初出単元も含みながらどんどん難しくなるし、国語もびっくりするくらい、文章が難しくなります。
山では集団が縦にのびる
今までは平地を走っていて、ちょっとペースを上げれば、前に行けた。少し遅れても取り返せた。
それが山に差しかかって、トップランナーはペースを落とさずにぐんぐん登っていき(=平均点を引き上げ)、中堅勢も出力を上げて坂を上り(=単元をある程度習得)、順位をキープ。そういう中で出力が上がりきらなかった子は後方に下がっていく(=単元を消化しきれず、点数が取れない)、ということだと思います。
今まで団子状だった集団が、縦に長く伸びる、つまり偏差値の分布も広くなる、「上がる子は上がる、下がる子は下がる」って当たり前なんだけど、そういう時期に来ています。
登る脚力=学ぶための力
この山を登るための脚力っていうのは、「学ぶための力」と言い換えられると思います。
これとやる気と時間さえあれば、多少遅れをとっていても、新単元をガンガンものにして、この時期に上位に上がっていくことができるんじゃないかと思います。
そして、なければ落ちる。ああ…
具体的には、
国語力
まず漢字知識・語彙力、そして読解力が必要です。これがあれば、新出語が出まくる歴史や理科で超有利だと思います。
環濠とか、律令格式とか、消化器官とか、リンパ管とか。漢字の意味や成り立ちまでちゃんとマスターしていれば、パッとイメージできて覚えやすいはず。この点、息子は全然ダメなので、きっと外国語を覚えるような感覚で暗記しているんだと思います。そりゃ覚えられないわ。
それから、4教科ともにこれから問題文がどんどん長くなります。選択肢の文章とか「これ全部読ませるの?」ってほど長かったりします。娘のときには意識せずにすんだ国語力ですが、息子の場合はここが弱いことで苦労しそうです。
集中力
授業を受けてインプットするにしても、宿題でアウトプットするにしても。集中してできれば効率も上がって「どれだけ勉強しても時間が足りない」ってことにはならないんじゃないかなー。
集中力がないと時間ばかりがかかって、単元をマスターできないまま置いていかれるということになってしまう気がします。息子は今こっち。
思考力
これなら、ウチの息子にもそこそこあると思うんですよね。「なんでこうなるんだっけ?」と考えているときを大事にして、会話して膨らませたりして、伸ばしていけたらいいなと思っています。
一番大事なのは、モチベーションの維持?
とはいえ、がんばりすぎて子どもがダウンしてしまうのはよくない。
早稲アカのカリキュラムでは、5年までの内容も6年の夏までに総復習することができます。穴があったらそこで埋めればいい、と直近の保護者会でも言ってました。
穴は少ないに越したことはないし、なるべく上位で山を登りきりたい。
でも、できる範囲で。何のために勉強するのか、動機づけを忘れずに、応援していこうと思います。