【中学受験】3人目の中受は大丈夫なのか。親の狂気と経済力は【不安】

末っ子、中学受験するのかなー。

する、しない、する、しない… と、花びらをむしり始めかねない、今日この頃。

今回は子供の資質は置いておいて、親軸で実現可能性を考えてみたいと思います。

娘が中学受験始めたときから、6年。もう色々と枯れてきてる。

狂気はもう残っていないのか

はじめてだった娘の受験では、たしかに「狂気」と呼べるものが私にも夫にもありました。「上を目指そう!」と目標も高かったし、娘もやればやっただけ成績が上がったし。

もう少し経験と情報があれば御三家に合格させてあげられたと今でも思う。

息子が小3で塾に通い始めたときには「普通のお子さん」と塾の先生に釘を刺されたけど、それでも狂気は残っていて(娘はまだ小5だったし当たり前かもしれないけど)、「息子はKSにいける」っていう塾の先生(↑とは違う先生)の言葉を信じていたときもありました。

狂気が消えた息子の受験

しかし、息子の受験では「上を目指すぞ!」というパッション(狂気)がわいてきませんでした

2/1に適正校を受験・合格した息子でしたが、もう1つ上を目指すのは十分あり得ました。

小6夏から半年、踏ん張っていれば… と思う一方で、そっちに踏み切ったとしても親として支えるエネルギーが足りなかっただろうと思うのです。

狂気が消えた理由

はじめは「長女の受験で燃え尽きたのかな」とか「もう年かな」とか、思ってたのですが。

多分、原因はこれかなと思うことがあります。原因を子供に求めるのは嫌なのですが、まあ事実かなと。

それは「息子が伸びるタイミングはもっと後だ!」という確信(希望)があったこと。

え? それなら高校受験にすればよかったって?

育つタイミングと、育ちやすさはまた別なので… 息子は温室で育てたほうがいいタイプなので…

末っ子の向上心に期待

そんなわけなので、ワンチャン、末っ子の受験では狂気が戻ってくるのではないかと考えています。

そりゃ末っ子ちゃんは、ハッキリ言って「できるタイプ」ではありません

小学校の担任の先生から「平均的」といわれる学力。テストも百点はたまにだし、九九の覚えも悪いし。漢字どころかひらがなの書き方もあやしい。ふだん話してても語彙が乏しいし、察しも悪い。

しかしながら、末っ子は向上心がかなり高いです。未来に対するビジョンも明確。

「背が高くなりたいから毎晩牛乳飲んで早く寝る」「水泳で1級とるまで続ける」「ピアノで上級になるまで続ける」「お花屋さんになりたいから生け花やる」など、目標に向かって行動することもできます。(目標もよく分からず続けてる習い事もあるが)

最近はマイルドになってるけれども

「背も高くなりたい」末っ子の向上心が高すぎる話│まわらないドットコム

この向上心が勉強にむかえば、中受で化けるかもしれません。

「いい学校」に行きたい気持ちがあるらしい

例えば、前回の「受験についての話し合い」から数日たったころ。

末っ子が「なんでお姉ちゃんとお兄ちゃんは大学受験するの? 末っ子ちゃんはしなくていいの?」と、核心をついた疑問を投げかけてきました。

それは… お前が難関大に行かなそうだからだよ!とは言えん

【中学受験】小2と受験戦略について話し合った結果【高校受験】│まわらないドットコム

とりあえず事実を話そうと、

「大学受験すると、すごくいい学校に行ける可能性があるんだけど、行けない可能性もある。でも、大学が付いてる中学とか高校に行けば、まあまあいい大学に確実に行ける」

と答えました。すると末っ子は「いい大学が付いてる中学とか高校はないの?」と。

「す、少ないけど、いい大学がついてる中学や高校はあるよ」と、震え声で答える私に、

「それだ!」

と言うではないですか。末っ子お前、いい大学に行きたい気持ちがあったのか…!

え、末っ子がもしそこに本気になるなら、私もがんばれる気がしてきた。

経済力の話

一方、経済力の話。我が家の中学受験は、実際のところ「母親の経済力と狂気」で支えてきました。

ウチのスタイル

【中学受験】「父親の経済力、母親の狂気」本当のところ【ウチの場合】│まわらないドットコム

もちろん、夫が生活費分を稼いでくれるからこそなんですが、「私が稼ぐ分を教育費に当てる」という前提でやってます。

「経済力」の安心材料を集めてみた

母の経済力確保のために、私は娘の受験開始と同時くらいにフリーランスから「派遣社員兼フリーランス」にジョブチェンジしました。

その後、息子の小6でフリーランス1本になって、時間もお金も安定しない1年を経て、最近ようやく派遣兼業だったころの収入を越えるようになってきました。

とはいえ、不安定なフリーランス。学費&塾代への不安がないわけではありません。

そこで、我が家の教育資金計画に対する明るい話題を、あげてみました。

住み替えを諦めた

今の家を買ったとき、もっと都会へ、もっと広い家へ、と、いつか住み替える気満々でした。私は不動産を探して妄想するのが趣味でした。

しかし、「息子は何がなんでも私立に入れなきゃ」と思った時点で、これを諦めました。一生、今の家に住み続ければ学費も何とかなるだろう、と。

全然、明るい話題じゃなかったですね。

助成金!

ウチは所得制限で、これまで児童手当は半額以下。子供の医療費助成もありませんでした。

しかし、この10月から所得制限が撤廃されて児童手当が満額出るようになり(しかも第3子は多めに)、医療費の助成ももらえるようになるって?本当に?マル子医療証とかいうやつ、娘はあと半年だよバカヤロー。

そして大きいのが、昨年決まった東京都による「高校無償化の所得制限撤廃」。あと2年間がんばって息子の中学の学費を払えば、高校では学費分の40数万円が東京都からもらえる… ってこと? (ちなみにコソッと言いますが、娘はこのまま内部進学すると高校無償化対象外です)

それから「私立中学校等授業料軽減助成金」も今年から所得制限がなくなって、子を私立中学に通わせる東京都民全員がもらえるようになりました。年間10万円。この年末にもらえそうです。わーい。

また、東京都では今年、所得制限なしで18歳までの子供1人につき毎月5000円ずつもらえる「018サポート」が始まってます。

ああでも、娘が高校生になるから。高校生の扶養控除は縮小されるんだっけ?今まで控除も手当もろくになかったから、いいですけど。

大学無償化は

そして、岸田政権が言ってた「3人以上子供いる世帯の大学無償化」、2025年から本当に始まるみたいですね?

この制度でウチは最大娘4年、息子2年が無償(上限70万円くらい)になるのですが、娘の大学と末っ子の中学が丸々かぶるので、もしそうならすごく助かります。

でも、この無償化、授業料の値上げとセットなのでは? トータル支払う金額は、あんまり変わらなかったりして。

もはや行政を信じられなくなっているのですが、まあ、経済的にはなんとかなるんじゃないの?というスタンスです。

あとは末っ子次第

というわけで、狂気は末っ子次第でこれから湧いてくるし。経済力は現状維持ということで。

やっぱり、あとは本人の意思だろうなと思います。

そこを、親は簡単にコントロールもできちゃいそうだから、悩むんだけどね。(親の権力・影響力絶大な自覚あり)

たとえ3人目でも、親の中学受験体制は問題なく組めそうな気がしています。

どうしようかなー? 中学受験、する、しない、する、しない……

最新情報をチェックしよう!